どんな境遇にあっても、夢や希望を叶える人がいる
私の幼少時代の話
昨日の鑑定日記で、「どんな環境にあっても、“気持ち次第” で幸運は掴むことが出来る」、 というお話をしました。
今日は、その話しで思い出した、私の子供の頃に、実家の隣に住んでいらっしゃった「Aさん一家」のお話です。
隣の家は、4畳半のスペースに4人家族
私の実家のお隣だった「Aさんご一家」は、とても貧しい家でした。
というのは、1軒屋とはいえ、玄関に1畳半ほどの土間のスペースと、4畳半の部屋+押入れ、そして1畳ほどの土間(台所)、プラス庭という家でした。
それも、かなり古い建物でした。
その4畳半+押入れのスペースに、家財道具一切があり、50年ほど前の時点で、4人(父と母いずれも当時40歳ぐらい、そして小学生の兄と弟) が暮らしていらっしゃいました。
長男のMさんは、私より2つ年上で、弟のKさんが、私より2つ年下でした。
お父様の職業は知りませんでしたが、お母様は朝から晩まで工場勤めをしていらっしゃいました。
それでお隣の家は、4畳半のスペースに4人暮ですから、ほとんど身動きが取れなかったと思います。
(Aさん一家は、私が小・中学校時代まで隣で暮らし、その後引っ越し)
長男のMさん、猛烈に勉強を始める
そんな環境の中、隣のお兄さんは、小学校時代から猛烈に勉強を始めたのですね。
自分が頑張って、「貧乏から脱却したい・・・」、「父と母に楽をさせてあげたい・・・」と思ったのかどうかは、全然わかりません。
小学校時代から、学校から帰ると、誰もいない4畳半の中で、ひたすら机に向かって勉強をしていたそうです。
一方、弟のKさんは、毎日夕食の時間まで外で遊んでいました。(私ともよく遊んだ)
4畳半の生活を覗くと・・・
そのAさん宅では、夕方5時半になると、4畳半の部屋の中で、家族が大きな音でテレビを観ている。
そして夜10時頃まで、テレビはつけっ放しだったと思います。
家族の会話も、普通に飛び交っています。笑い声も聞こえます。
その横でMさんは、夜まで机に向かってひたすら勉強を続けていました。
音(テレビ音や話し声)だけではありません。今から50年前ですから、冷暖房なんてありませんから、夏場はそれは暑かったと思います。
そんな中で、Mさんの成績は、小・中(高校以降のことは、引越しされたのでよく知りません)、とトップクラス。
そして、ストレートで大阪大学に合格したと、後にお母様から伺いました。
気持ち次第で、運命は良くできる
私の年代の人は、よく、
「当時にもし冷暖房があったなら、もっと成績は良かっただろうに・・・」 なんて言いますが、このMお兄さんの事を考えると、違いますね。
どんな境遇にあっても、夢や希望を叶える人がいる。
勉強でも何でも、「する人はするし、しない人はしない」、と思いました。
という事で皆さん、状況は厳しくても環境に負けず、夢や希望を達成しようではありませんか!
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