2014/8/13
こんな事もあるのです・・・Kさんのケース

 

 昨日、鳥取鑑定所の最終日でした。
 そこで、起こった面白いお話をご紹介します。
 
 釣りの最中に、こんなハプニングが・・・

 ご夫婦でいらっしゃったKさん(ご主人)のお話です。

 鳥取鑑定所の敷地に隣接する、大きな湖(東郷池)で、鑑定後に、恒例の魚釣りをしていた時のことです。

 急にKさんの、「わ~っ!」という声がしたので、私が見に行くと、ナント、池に飛び込んだカマキリを指差して、
 「池に、自分で飛び込んだんです!」、とおっしゃる。

 カマキリというのは、無謀です。
 こんな大きな湖にも、泳げないのに、向かって飛び込むんですからね。

  カマキリは身の程知らず?

 その時私は、古典「荘子」の中の、こんな一節を思い出しました。

 「螳螂(とうろう)の臂(ひじ)を怒(いか)らして以って車軼(しゃてつ)に当たるが如し」

 これは、螳螂(かまきり)が鎌を振り上げて
 車の車輪に立ち向かっていく、というお話です。

 カマキリは怒ると、自分の小さな斧を振りかざして、車輪に向かて行く。
 つまり、無謀なことの例えとして引用される「荘子」からの一節です。

  水面より、カマキリを助けるKさん

 荘子はともかく、Kさんは、とっさに水におぼれる泳げないカマキリを助けようと、釣り竿(ざお)の柄(手で持つ部分)を水に入れて、必死でした。

 その甲斐あって、お溺れそうだったカマキリは、竿にしがみ付き、Kさんがそのままそーっと陸の安全場所に移してあげたのでした。

 Kさんはホッとして、再度、釣り糸を池に垂らしたのでした。
 するとです! 糸を垂れるや、ほんの10秒足らずで魚が掛かったのです。

  今回のナンバー2の大きさの魚が掛かる

 ナント、Kさんの竿で垂れた糸に、今回の釣り大会・ナンバー2の大きさの魚が掛かったのでした。

 そのタイミングたるや、「カマキリを救済したご褒美で、大物が掛かった」、とそこに居た皆が思いました。

 カマキリは、縁起のいい生物のようです。
 (夢でカマキリを見たことがある方は、体験談をお送りください)

 という事で、最後に、Kさんの釣り上げた魚の写真をご紹介します。


カマキリを助けた直後に、Kさんが釣ったセイゴ

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