2008/07/10
この子、天才?
自閉症の子供が描いた絵にビックリ~!
今日、鑑定にいらっしゃった女性Aさんは、自閉症の息子さんとご一緒でした。
自閉症にもいろいろタイプがあり、そのお子さんの場合はジッとしていられない、何かに夢中になると何時までもやり続けるという天才型でした。
お母さんの鑑定中に、私の横にピッタリ座っていた彼は、初め興味深そうに私の手相鑑定を見ていました。でも、やがて退屈した彼は、鑑定室にあるホワイトボードを見てこう言うんですね。
「絵を描いて良いですか?」
「ああ、どうぞ! どんどん書いていいよ~」、と私。
そういうと彼は、ボードにいきなり夢中に絵を書き出したのです。が、なんと彼が書いた列車の絵のすばらしいこと・・。
まだ9歳なのに、立体画像を見事に書いたのです。
それも背景も、スラスラと書いていく。
お母さんがおっしゃるには、この子は、物心付いた時には、もう立体画像を見事に書いたそうです。
この子の父親はデザイナーで、父親のこれまでやっていた事を、息子である彼はDNAを通して、全て記憶コピーして生まれてきている・・・。これは拙著『年を取るほど時間は速く進む』(創文刊)でも述べたことです。
普通なら、その両親の素質が、自我の影響で閉ざされたり、ストレートには出てこないのですが、この子は自閉症という病気の為に、何物にも邪魔されることなく、受け継いだ才能が自在に出せているようでした。
才能って、みんな持っているのに、自分は才能がないと思い込んだり、ダメな人間だと思い込んでたり、恥ずかしいとか、自信がない、無能なんだ・・などと思って、やってみる事もしない。
この子のように、まったく周囲や他人の目を気にすることなく、ありのままに情熱をぶつけて生きて行けたらどんなに良いでしょう。他人の評価を気にせず、まずは自分のいいと思ったもの、いいと思ったやり方で思い切りやってみる。それが本来持つ個性や能力を伸ばす上で大切だな・・・と、実感した今日の出来事でした。