2016/4/4
「道」は究めた分だけ、人生が豊かになる

 弓道の有段者、A子さんが鑑定に

 一昨日、久し振りに鑑定にいらっしゃったA子さん(30代)のお話です。

 彼女は、弓道の有段者です。
 現代に、弓道をやっているという人は多くはありません。

 私の身近では、ご近所の息子さん(高校生)が、弓道をしていますが、
 その他、時々、電車に乗る駅のホームに、女性で長い弓を持っている人を見かける程度です。

 ところで、A子さんから弓道のお話しを聞くと、とても学ぶところがありました。

  「射法八節」 を正しく行えば

 弓道には、弓矢を使って矢を射るまでの動作を八つに区切った、「射法八節」 という一連の動きがあります。

 足踏み、胴造り、弓構え、打起し、引分け、会、離れ、残心(残身)と言われる、八つのステップ。

 そして、<その一つ一つのやるべき事をきちんとやっていれば、おのずと矢は的に当たる>、という教えです。

  弓道は、経営をはじめ、人生のあらゆるものに活かせる!

 ところで弓道には、<正しく射られた矢は、必ず的に当たる>、という 「正射必中」 の教えがあります。

 これは、人生のあらゆるものに活かせます。
 例えば方向を事業に向ければ、

 <やるべき事をきちんとやっていれば、必ず事業は発展する>
 という事です。

 実際、日本文化愛好家のフランス人、チョコレートの老舗、ゴディバ ジャパンの社長 ジェローム・シュシャン氏(55歳 弓道五段)が、日本の弓道から学んだこの精神を経営に活かし、

 <ゴディバの売り上げは、ここ5年で2倍を達成> しました。

  当てるのではなく、当たる

 弓道の精神、「当てるのではなく、当たるのです」 という実践。

 お客様を的として、そこに当てようと(売ろうと)するのではなく、当たるように(売れるように)する。
 素晴らしいですね。

 そうした弓道の話を聞かせてくれたA子さんに感謝すると共に、
 こんな素敵な話ですから、皆様にもご紹介しました。
 

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