「宝くじを6億円当てるのが夢」、
という27歳(男性)に、一言!
気持ちは分かるが、君の場合、不幸になるよ
先日、鑑定にいらっしゃったAさん(27歳 男性)のお話です。
Aさんは、鑑定中に、
「先生、僕は、TOTOで6億円当てるのが夢なんです!」
そう、おっしゃるのでした。
私が、「当たったら、どうするの?」 と聞くと、
「勉強したい! 好きな人とだけ会って、生きて行きたいんです」
という事でした。
そんな考えで、大金を得たら、破産する
「そんな甘い考えで6億円を得たら、まず間違いなく不幸になる・・・」
そう思った私は、彼に、こう申し上げました。
「Aさん、そんなあぶく銭は、すぐに失ってしまいますよ。
人に喜んでもらって得たお金でなければ、身に付かないからです」(西谷)
実際に高額当選した人の、後日談
それではここで、高額当選した人たちが陥った数え切れない破産ドラマの中から、代表的なものを1つお話しします。
<マイケル・キャロルさんの例>
英ノーフォーク州に住むマイケル・キャロルさん(29歳 男性)は、21歳で巨額のロトくじに当選した。
しかし8年で全額使い果たして、今ではみすぼらしい生活を送っています。
事の起こりはこうでした。
21歳の時に巨額のロトくじに当選し、970万ポンド(約13億円)ものお金を手にしたマイケルさん。
豪邸を買ったり高級車を買ったり、果てはドラッグに手を出して、見るも無残に転落。
彼は、「もう金持ちになりたいと思わない」 と語っている。
マイケルさんは、当選当初、「世界一幸運な男」 として世の中に紹介され、羨望の的となった。
テレビ、新聞、雑誌などでもどんどん取り上げられ、大スター扱いでした。
そんなことで有頂天になり、お金をバンバン使いまくった。
豪邸を購入したり、高級車を買い付けたりして、お金を使う楽しみに溺れていった。
毎晩、パーティ三昧。挙句の果てにドラッグに手を出した。
「当時は、お金はあったけど、何の感情も感じられなくなるほど麻痺してしまっていた。人生は不幸だと考えていたんだ」
そう、インタビューで答えている。
最終的にコカイン所持疑惑で警察に逮捕され、5ヶ月間の刑務所生活。
そして、8年間でお金も完全に底をついた。
現在彼は、清掃職員として週給200ポンド(約27,000円)で働いている。
お金持ちになりたいなら、お金の受け皿を大きくする
私が『幸せグセがつく きらめきのルール』(西谷泰人著 学研刊)の“ルール13”で申し上げたように、
「人にはそれぞれ、お金の受け皿があります。無理に乗せれば人生が壊れてしまいます。まずは乗せる自分の受け皿を大きくしましょう」
という訳です。
そうする事が、お金持ちになる為には先決になります。
そこで、お金持ちになりたい人に、一つ提案します。
「まとめて6億円」 より、「毎月100万円」 の収入が勝る
「いきなり大金を得るより、毎月、100万円の収入を得られる仕事を持とう」
という事です。
その方が、6億円まとめて貰(もら)うより、100倍以上、素晴しい!
もちろん、月100万円の収入が得られる為には、大いに知恵を絞り、人一倍の努力が必要です。
そうして、自分の実力に見合った金額が入ってくる、それも多額に! それが理想の金運です。
そのお金は、実力に見合ったお金なので、幾ら入って来ても、ムダに失う事はありません。
という事で今日は、クジで大当たりを夢見るAさんを題材に、お話ししました。
*お金の話は、私の『幸せグセがつく きらめきのルール』(学研刊)だけでなく、『時間を上手く使える人、使えない人』(創文刊)の第八章「お金の習性を知って、お金持ちになる法」でも、詳しくお話ししています。
ご参照ください。
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