2014/6/17
間違ったやり方で得たお金は、身に付かない

  あなたの真の損得は、
  それで得たお金のその後の動きで分かる

 お金に関する話は、これまでにも本や講演で、随分としてきました。
 お金に関することは、人の生き方と直結しているので、勉強になります。

 先日、いらっしゃったF子さんから、お金に関する、次のような話をお聞きしました。

 F子さんは、ご主人と商売を営んでいるのですが、ご主人というのが、なかなかの商売人?で、時にそこまで値切るとやり過ぎでは・・・という様な事をなさるそうです。

 すると、どうなったかというと・・・。

  人に損をさせた同額、他で損をする

 ある取引先に無理を言って、125万5千円の値切り過ぎをしたところ、値切った金額と全く同額の不渡りを、その直後に、他から受けたそうです。損をした金額が、何百円の単位まで一致していた、といいます。

 このような話を、私は、もう数えきれないぐらい聞いています。

 ある人は、相続争いの裁判で勝って大金を手にしたのですが、その人は親の介護をまったくせず、介護で数年頑張った他の兄弟夫婦たちと争って、お金を得ました。
 その後、その人の次男が事業の失敗とギャンブルで大借金をこしらえ、結局、裁判で手にした金額そっくりを失ったそうです。

 このように、ビックリするぐらい、過分に得た、無理やり取った金額と、失った金額が全く同額だったという話が、いっぱいあります。

  こんな場合も、身につかないお金になる

 お金を得ても、後に失うケースは、まだ他にもあります。

 払うべきものをケチって払わない人もそうですし、本人は悪気がなくても、結果的に人に損をさせている場合など、これはテキメンです。
 まして人から奪ったり、騙(だま)したりなどでお金を得た場合(オレオレ詐欺犯など・・)は、将来、どうなるかは、もう言うまでもないでしょう。

 必ず、因果応報(いんが おうほう)、自らで報いることになります。
 自分の潜在意識は騙せないからです。

  人は騙せても、自分は騙せない

 人は騙せても、自分の潜在意識は騙せないという意味は、こうです。

 心理学用語では「自己処罰」といって、人を苦しめたら、自分で自分の罪に対して、同じ苦しみを味わって罪滅ぼしをする運命を、自分で創ります。
 すべて潜在意識が行ないます。

 人は自分の中に、善悪のルールが、しっかりと出来ているからです。

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