2015/9/2
種を蒔かなければ、芽は出ないし、実も成らない
9月に入って、すっかり秋ですね
季節は9月に入り、すっかり涼しくなりました。
秋と言えば、実りの秋です。
皆様には、どんな実りが用意されているでしょうか?
もっとも、冬や春にいろいろ努力してきた人たちに、いい事(実り)が待っている、という事ですが。
鑑定に、「おやッ?」 と思うお客様が
先日鑑定に、「おやッ?」と思うお客様がいらっしゃいました。その方が、
「先生、私、今は大殺界なので、何も出来ないんです」
とおっしゃる。
「大殺界・・・」 最近は、あまり聞かなくなった言葉ですね。
この問題については、私の著作や、トークエッセイ(創文からCDで発売)などで、すでに何度かお話ししていますが、大切な事なので、ここでもう一度手短に、お話ししておきます。
大殺界の正しい生き方
六星占術でいう大殺界や、算命占星術の天中殺、四柱推命の空亡という時期は、季節に例えて言うならば“冬の時期”に当たり、雪が降り、寒くて、活動がしにくい季節です。
もっともこれらの時期が、一般に言うような怖い時期、衰運気という解釈は、大いに問題あり!です。
例えもし、そうだったとしても、「その時期にスタートしたことは失敗する、その時期は何事も上手くいかない」、という考え方は間違っています。
種を蒔かなければ、芽は出ないし、実は成らないからです。
私の幸運が起こった時期を、振り返って見ると・・・
私の場合、過去を振り返ってみると、私の月の大殺界、空亡、天中殺の時期である(10月~11月。つまり10/8~12/7)にスタートしたものが、上手く行っています。
・的中手相術の旧本が発売になったのが12月1日・・・30万部以上のベストセラーとなる。
・ニューヨークから帰国し、横浜の創文ビルで、鑑定をスタートしたのが11月上旬、それ以降この鑑定オフィスに、2万人に及ぶ鑑定のお客様がいらっしゃっています。
・21歳の年、私が作曲家として、初めてのレコードとして発売になり、新宿音楽祭で新人賞を受賞した『あの頃に帰りたい』(作曲 私、作詞松本隆)が、10月25日発売。
などなど・・・。
とにかくその他にも、私の人生を変えるような幸運や、ツイている事は、10/8~12/7の間に、多くスタートしています。
大殺界、空亡、天中殺の時期は、人生の決算期
そんな大殺界ですが・・・。
実は大殺界の時は、ダメな時じゃなくて、会社で言えば決算の時。
それまでの生き方、努力の量、蒔いた種の量などが、成果や結果として出てくる時なのです。
日々、暴飲暴食をしていた人には、大殺界や天中殺は大病に罹って苦しむ、という結果が表面化します。
遊びほうけていた人には、その時期に、そのツケが一気に来て、会社が倒産したり自己破産したりする。
夫婦間の溜まっていた不満や不徳が、表面化して離婚!という結論が出る。
そこだけを見て、大殺界や天中殺は、「ほら怖いでしょう!」「 悪い時でしょ!」、と言っている。
皆さんもそう言われると、「そういえば、私もその時期、ヒドイことがあったわ!」 と思う人が現れる。
でも、日頃から努力してきた人はそうではありません。
決算期ですから、ふたを開けてみたら、何億円もの黒字だった、というように、日々努力してきた生き方をしてきた人には、大きな幸運を手にする幸運の時期! となります。
もちろんこの決算期以外にも、悪いことや、良いことが起こりますが、この決算期には、“特に起こりやすい” と言っておきましょう。
厄(やく)の考え方も同じ、人生の決算期
厄(やく)という考え方も同じです。
人生の決算期です。
いい事が起こる人と、悪いことが起こる人にハッキリ分かれます。
やはり、12年に一度、10年に一度ぐらい、決算(大クリーニング)しておかないと、人は悪い習慣が何十年も積み上がってしまうと修正が出来なくなり、それでまとめて一度に吹き出したら、死んでしまうほどのマイナス量になっている。
取り返しがつかなかったり、リセットできないために大参事が起こります。
そうならない為の、天の計らいでしょうね。
小さい内に(人によっては小さくない量の人もあるが)に清算して、再出発できるようにしておこう、という仕組みです。
という訳で、「今は、大殺界だから・・・」とおっしゃて何事にも躊躇していたお客様に、
「こういう時期は、ただ結論を待っていてはダメ。次なる幸運を期して、どんどん努力・行動をして行ってください」 と申し上げました。
種を蒔かなければ、芽は出ませんし、実も成りませんからね。
という事で、鑑定のこぼれ話でした。
*大殺界、空亡、天中殺の正しい意味や、生き方については、私の著作「幸せ思考」(創文刊)に詳しく述べました。また、「人生は三度チャンスがやって来る」「占い師からのメッセージ」(いずれも創文刊)、音声エッセイ集VOL.1(創文発売)でもお話ししています。
ご参照ください。
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