2014/10/17
占いに理解がない夫を持つK子さんに話したこと
主人が占いに、理解がない・・・
先日、鑑定のお客様K子さん(42歳)から、
「主人が占いを否定して困っています」 という話を、お聞きしました。
この日の鑑定も、ご主人に内緒でいらっしゃったそうですが、大変ですね。
それでは今日は、お客様K子さんに私がお話しした “占いについての話” を、皆様にもご紹介しましょう。
占いは才能
占いは一つの才能です。ですから、理解できない人がいても当然です。
例えば、音楽の才能は、5人に1人ぐらいの人が、それなりにあります。
何故、5人に1人ぐらいかというと、カラオケを歌っていて、ちゃんと歌えている人は、5人に1人ぐらいだからです。
中にはヒドイ音痴の人も居て、聞かされる周囲の人が顔をそむける…(笑)という人もたくさんいます。
もっとも、見事な演奏をしたり、作曲をしたり、音楽に関して耳がいい、という人になると30人に1人ぐらいでしょうか。
では、絵の才能はどうでしょうか。
絵の才能がある人となると、音楽より更に、ぐっと少なくなります。
本当の意味で、絵の良し悪しが分かる人は、100人に1人ぐらいではないでしょうか。
ただし、ファッションセンスがいいとか、ちょっとしたイラストが描ける、といった人も、それなりに美的に才能がある人ですから、そういう人を入れると、美術は10人に1人ぐらいに才能があると言えます。
占いが分からないという人は、こんな人
ところで、音楽や絵のセンスのない人が大勢いることは、今述べました。
同じく、占いも才能ですから、能力のない人やセンスのない人はたくさんいます。
占いが分からないと言って否定する人は、音楽や絵が全然分からない人と同じです。例えば、
「おれは、モーツアルトやバッハみたいなクラシックは分からん!」 とか、
「おれは絵の良い悪いは分からん。ルノアールも横山大観も、ましてお前の描いた絵なんて全然分からん!」
と言っているのと同じことです。
つまり、占いが理解出来ない人は、芸術が分からない人と同じで、分からない人には、「この感じがいい」とか「好きなんだ」とか説明しても、仕方がないことでしょう。
才能には、いろいろな種類がある
才能は、芸術だけじありません。
拙著「幸せグセがつく きらめきのルール」(学研刊)の中でもご紹介しましたが、才能には、学問が出来る才能も有れば、その他、料理の才能、経営・商売の才能、スポーツの才能、ユーモアの才能、気を操る才能、話術や営業の才能などなど、才能には、まだまだ幾つもの種類があります。
占いも、それらの才能の中の一つです。
「科学的じゃない」 と言う人へ
よく「占いは、科学的じゃない」、と言う人がいます。
それじゃ、お聞きしますが、料理の美味しさは、科学的でしょうか。
あれは、科学じゃないでしょう。
でも、美味(おい)しい、不味(まず)いは、ほぼ全員が感じているし分かる。それに確信を持っていますよね。
でも科学的に美味しさの証明ができますか。出来ないでしょう。
また、芸術の良さは、科学的でしょうか。
これも、科学では説明できないでしょう。
占いも芸術のようなものです。そもそも占いは、料理や芸術のように、科学的ではない分野のものです。
もっとも、占いを否定するのも分かります。
世の中には、偽物がいっぱいあるからです。
間違った判断で平気で人を傷付けたり、単に金儲けだったり、という人たちが居るからです。
それらを見聞きして、信じられない、と言っているご主人なのかもしれません。
現実の諸問題は、科学的には答えが出ない
では、実際の悩み事の解決や、決断をする場合を考えてみましょう。
例えば、結婚相手を選ぶ場合に、科学的に考える人がいるでしょうか。まずいないでしょう。
会社選びや、進路を決定する時も同様で、感性や気持ち、直感が判断するときの重要な要素です。(もちろん、それだけではありませんが)
時に人生の悩み事には、科学的なものを一部で取り入れる場合はありますが、最後は自分の感覚や気持ち、直感で決まります。
人生の諸問題の回答を迫られた時、それらの相談やアドバイスを受け持つ占いは、科学的じゃダメなのです。
科学的なものは取り入れますが、最後は熟練した“直感”で答えを導き出します。
そこに科学的な証明を要求する、という人がいたら、「よく分かってない人だなぁ・・」 と思えばいいです。
料理や芸術、恋愛、信仰などが、科学的に説明できないのと同じですから。
という事で、鑑定でお話しした“占いの話” でした。
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