「運が悪い!」 と絶対言ってはいけない、
思ってはいけない
母子でいらっしゃった、Aさんの話
先日、鑑定にいらっしゃった、お母様・Aさん(51歳)と、息子さん(20代)のお話です。
鑑定の際に、お母様のおっしゃる事を聞いていると、
「息子は運が悪くて、ダメなんです」
という言い回しが、何度も言葉の端々にあり、とても気になりました。
こんなに、息子さんを“運の悪い人” と決めつけた言い方をしていると、息子さんは、本当に運が悪くなります。
息子さん自身、すっかり、自分は“運が悪い”と思い込まされているようでした。
ナゼなら彼は、全然否定しないで、ただ、うなずいていましたから・・・。
大学受験で落ちた話など、運が悪い話をとうとうと・・・
お母様が、こんな話を。
「いとこは2人とも、東大で、1人は医学部なんです。
それに引き換え、この子は、希望大学を落ちて浪人になりました。
それも、合格ギリギリのところで落ちたので、普通なら、20人ぐらいは毎年、どの学部も追加合格で受かります。
それを期待したんですが、今年は、息子の受けた学部だけが、追加合格ワクがゼロ人だったんです。
息子は、本当に運が悪いんです・・・」
こんな調子でした。
これじゃ、運がいい人も、運が悪くなる・・・
いとこが2人とも東大に入ったなんていう事は、出来過ぎた話で、稀な事です。
それと、比べる事自体が、間違っています。
更に、こんなに“運が悪い”という暗示を、毎日?息子さんにかけていると、(いや、そういうつもりじゃなくても、結果的にそうなっている) こりゃ、運が悪くなります。
知らない内に、「自分って運が悪いんだ・・・・」 と思い込む。
するとこうなります。
自分は運が悪くて、成功できないのでは・・・と思って飛ぶと、飛べるものも飛べない
反対に、自分は運が良くて、成功する! ・・・と信じて飛ぶと、飛べないものも飛べる!
これが心理作用というものです。
ですから何事においても、「絶対、自分は出来る!」「上手く行く!」 と思う心の準備をして、それからスタートすべきです。
それが、運のいい人の“準備”というものです。
勉強ができる人より、運がいい人に育てることが、
親の務めとして何倍も重要
親は、勉強ができる子供(人)より、“運のいい子供(人)に育てることの方が、何倍も重要です。
勉強が出来たって、才能があったって、運が悪ければ開花しません。
例えば、成功の一歩手前で事故や大病をしてダメになるとか、運の悪いパートナーや結婚相手と組んで失敗する etc….
反対に、運が良ければ、どんどん成功して、繁栄して行きます。
例えば、たまたま・・・、奇跡的に・・・、偶然良い出会いがあって・・・、という具合です。
その為の(運が良くなる為の)生き方が、「自分は出来る!」 「必ず上手く行く!」「私は運がいい!」 という気持ちを持つこと。これが最初です。
親でしたら、子供に自信を持たせる。そういう育て方が一番重要です。
という事で、鑑定のこぼれ話でした。
*“運が良くなる生き方”については、『幸せグセがつく きらめきのルール』(西谷泰人著 学研刊)をはじめ、私の全著作、そしてこの鑑定日記に満載です。
ご参照ください。
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