2006/10/28

★自分の適職の正反対の仕事に就いた人

 

 今日鑑定したAさん(29 女性)は、知能線が生命線の途中(流年26歳)から出発している、奥手で、引っ込み思案の女性でした。

 彼女は、大学卒業した後、22歳で一番初めに採用が決まった会社に入ったので、何も「自分の適正にあった職業は・・・」なんて、考えていなかったのです。

 本来は、静かにデスクワークをするタイプです。なのに就職すると同時に、超大人しい彼女なのに、営業部が足りないという事で営業の仕事に回されたんですね。

 手相からも分かるように、人と会う仕事なんて絶対イヤ! という性格です。

 「人と会うだけで緊張して体が硬直するんです・・・」というぐらいですから、重症でした。

 ですから彼女自身、「私、営業回りは向いてないので、部署を変えてほしい」、と何度も会社側に言ったそうです。でも聞き入れられず、ずっと営業部。
 そして毎日、これでもかというほど人に会いまくりの生活が、もう8年間も続きました。

結果、26歳の時点には、たくましく成長した彼女、人と会って緊張するどころか、上司ともけんかする程の積極性が身に付きました。

この彼女、もしデスクワークで29歳を迎えていたら、まったく目立たない、地味な、大人しい女性の人生を送っていただろうな、と思います。

でも今回手相鑑定によって、彼女がそんなたくましい人間に鍛え上げられたのには、もっと深い訳があるのが見えてきました。

彼女は近い将来、夫となる人と事業・商売をする、という筋書きを持っていたからです。(彼女はその事には、もちろん気が付いていませんが) そのために、そのときに備え接客術を身に付けるべく、無意識に準備をしていたんですね。こんなケースは少なくありません。

 

人生の長いスパンで見ると、運命的に、自分の本来の性格と真逆の人生を送っているのですが、実は将来のために、何か訓練のような意味合いでやっていた、という事です。
 こんな人生の人もある、という事で紹介しました。

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