2007/02/27

★イギリスからの鑑定のお客様に聞いた、驚くべき英国・結婚事情

2007、2、23、の鑑定日記でご紹介したイギリスから鑑定を受けにいらっしゃったNさん(日本女性 35歳 夫はイギリス人)から、こんなイギリスの結婚事情を聞きました。

鑑定の時に、私が、「イギリスでは、最近まで元ビートルズのポール・マッカートニー(63)と元モデルで地雷廃止運動家の妻へザー(38)の離婚話で持ちきりだったでしょう」、と話題を出しました。2000億円の資産を持つ彼の離婚ですから、大変ですね、なんて。

イギリスではマッカートニー離婚のマスコミ報道合戦も加熱していて、連日連夜てんやわんや。ニュースの見出しも『これは初めからポールの財産目当てだった』とかです。中でも笑ったのが、『地雷を踏んだポール・マッカートニー』、だって。(笑)

そこで彼女は、イギリスでの離婚に関する法律について聞かせてくれました。

日本とぜんぜん違うんですよ。

「イギリスでは、二年間別居すると離婚が出来ます。相手が離婚したい、したくないに関わらず出来ます。そして離婚したら、財産は半分ずつ分けることになります」(Nさん)

「えっ、半分ですか・・」 、と私。
 「はい、そうです。きれいに半分です」(Nさん)

その為、離婚すると、男性は大きな損失と犠牲を払う訳です。
 いや、反対のケースもあるそうです。例えば次のようなケース。

旦那が全然働かなくいプータローであったために、妻は耐えかねて別居した。そして別居十年の間に、妻は事業家となり、大成功してしまったんですね。

で、その末に夫と別れようとした。すると、妻のここ十年で得た莫大な財産の半分がプータローの夫のものとなった・・・。

こんな事になるので、イギリスでは籍を入れないで結婚と同じように一緒に暮らすという、パートナー関係だけを選ぶ人がものすごく多いそうです。家庭を持ち、子供も作るので結婚と同じ事をしている訳ですが、籍を入れない関係を選択する。そりゃそうでしょう。離婚すると、貧乏になってしまいますから。

ですからパートナーという地位が社会的にも認められていて、パートナービザまであるといいます。

そういえば、アメリカの話ですが、私のよく知っている30歳のニューヨークに住む日本女性が、バツ一のアメリカ人男性と同棲してて、結婚しよう、という話になると、毎回、急に彼氏が氷ついたようになって青ざめ、「離婚しないよね、離婚しないよね・・」と言って震えるそうです。冗談と思ったら本当に震えてるんだって。

彼、一回目の離婚でほとほと懲りたんでしょうね。それほど、アメリカ男性にとって離婚は恐ろしいことなのです。イギリス人の男性も然り。

オー・マイ・ガット! ですな。

PS-そんな訳で、イギリスでは離婚には必ず弁護士が登場するそうです。その弁護士代がまた高いんだって。ヒエ~ッ!

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