≪鑑定日記＋夢判断≫
先祖の夢？ と体験談
今日は、頂いた夢のお便りにお答えします。
以下、Ｎさんのお便りです。
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何処かで会っている・・・初老の男性と夢で会話をする
西谷先生
はじめまして
夢占いについお尋ねします。
今年の７月に、こんな夢を見ました。
実家の仏壇の前で、おかっぱで着物を着た初老の男性と私が向かい合って話をしています。
たまに笑いながら、とてもゆったり和やかに話をしています。
そのうちだんだん真剣な話になってきたようです。
そして、最後に「よろしくお願いします」と言って私に頭を下げていました。
その時、笙（しょう）の音が聞こえてきました。
とても荘厳なムードでした。
そして目が覚めました。話の内容はまったくわからないのですが、
最後の「よろしくお願いします」だけは、はっきりと聞きました。
そして、８月になり、後半に祖母が亡くなりました。
実家の仏間に安置していた棺を霊柩車に乗せるとき、演出として霊柩車から笙の音が流れてきました。
それは、あのとき夢で聞いた笙の音と同じで、はっとして思わず仏壇を見てあの時見た夢を思い出してしまいました。
さらに不思議なのは、夢の中で向かいあって話をしていた初老の男性とは、初対面ではないということです。
以前もどこかで会っているなあ。。。と思うのですが、私が生まれてからそのような男性は周りにいませんでしたし、写真も残っていません。似ている方もおりませんし。。。
これは、霊夢というものでしょうか？
そして、初老の男性はご先祖様でしょうか？
なぜ私はどこかで会っていると思ったのでしょうか？
お願いしていたのは、祖母の事なのでしょうか？
とても気になる夢なので、よろしければ何かご回答おねがいします。
（Ｎ．）
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西谷泰人の夢解説
先祖が登場する夢・・・病気などで、もうそろそろ危ないかな…という病人の所に、ご先祖が夢で現れるのは、お迎えです。
（正しくは、まもなくお迎えに来るよ、という知らせ）
今回は珍しいケースで、祖母に代わってＮさんが（夢で）会いましたが、同じ意味合いになります。
この夢で登場した男性はご先祖で、祖母とつながりが深い方です。
まもなく（あと一ヶ月ほどで）祖母は亡くなるので、その打ち合わせと、挨拶に来た、という事です。
大体人は、亡くなる２ヶ月前になると、もうその人の死亡日・時間は決定していますから、打ち合わせにいらっしゃったのでしょう。
Ｎさんが、この初老の男性に何処かで会ったことがある人…と思うのは、いつも見守っていてもらった先祖だからです。
そして、夢で初老の男性が去る時に、笙（しょう。雅楽で使う楽器の一つ）が聞こえ、祖母の出棺の時の演出でも、また笙が奏でらるというのも、初めから決めていたんでしょう。
あるいはこの初老のご先祖が、祖母の出棺の時に笙を葬儀社が使うことを知っていて、Ｎさんに夢で話し合ったのは、葬儀の為の打ち合わせだったことを後で分かってもらう為に、自らが夢で去る場面に笙を奏でた、と考えられます。
私がこの話を、今日の日記で解説するのも、すべて、ご先祖の予定通りだったのかもしれませんね。
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