人生の冬の季節は、
宝物を手にする時
人生には冬の季節があります。
占い師の中には、空亡、天中殺、大殺界を冬の季節と称して、「その時期は何もしてはいけない」、と語る人が多くいます。
それはその時期を、さんざん悪い・恐ろしい時期だと、言い続けた占い師がいたことに原因(責任)があるでしょう。
でも、私がこれまで多くの人を鑑定してきて思うことは、
この「人生の冬の季節は、宝物を手にする時」、という事でした。
日の当たらないこの時期は、お金は無いけれど自由な時間がたっぷりある。あるいは、社会的にまだ日が当たっていないので、幾らでも好きに勉強ができるんですね。
そんな期間に何かを徹底してやったならば、他の追従を許さない進歩があるでしょう。
先日、医療関係の方でしたが、私はその方の手相を見て、こう言いました。
「Kさん、33歳~36歳の4年間、冬の季節でしたね。その間は、思うように行かない、大変な時期だったでしょう」
するとKさんは、
「先生、ピッタリです。驚きました!」
そしてKさんから、次のようなお話しを聞きました。要約すると、
この男性(42歳)は、本業の傍ら、まさにこの冬の季節に、自分ひとりで夢中になって医療に関する大きな発明を完成させたのです。仕事外に密かにやる研究ですから、睡眠時間を削っての探求の日々でした。
その発明は後に、アメリカで特許が取れ、今後かなりのお金が入ったり、成功に至る事になるそうです。
冬の季節には何もやっちゃいけない、なんて、間違っている事がこの話でも分かりますね。
この冬の季節こそ、普通では出来ない、大きな発明や人生の宝物を手にする絶好のチャンスです。
この時期に何もしちゃいけない、というのと実は正反対なのですね。
この時期こそ、色々しなくては次がありません。
という事で、鑑定のひとコマでした。