★母も父も結婚3度!・・・そのDNAを受け継ぐ娘Aさんは、離婚しないで済むか? 今週鑑定したAさん(24 女性)は、実の父も母も3度結婚しているという人でした。 バツ1の子連れ(父が上姉、母が下姉を連れて)同士が、結婚して彼女が生まれ、更にその両親は離婚。Aさんを引き取った母も、別れた父もまた更に再婚した、という複雑な家庭です。 ここで注目すべき事は、Aさんは「離婚家系」であるという事です。 離婚家系の人は離婚する可能性が、極めて高いのが特徴です。 両親が離婚しているのが"離婚家系"です。とすると、Aさんの場合は格違いの「スーパー離婚家系!」といえます。 では、離婚しやすいのは、何が原因でしょうか。どこに注意すればいいでしょうか。DNAが生まれつき離婚しやすいという傾向を持っているなら、Aさんの離婚は防げないのでしょうか。 3度も結婚する父、母それぞれのDNAを半分ずつ持っているから、どちらに似たとしても離婚する運命、離婚は避けられない・・・、そう考えがちです。でもその考え方は間違っています。 親が離婚していると、子供が離婚しやすいのは、親と同じ場面に遭遇したときに、同じ判断をしてしまう傾向に原因があります。それがDNAの力。 例えば夫が浮気をしたら、「許せない!離婚する」とすぐ考えてしまう母親のDNAがあれば、娘も同じく夫の浮気を体験したときに、「許せない!離婚よ」と思考回路が動く。 あるいは母親が、働かないが優しくしてくれる男に母性をくすぐられ、好きでのめり込んで貢いでしまい結果ボロボロになって別れる、という性癖を持っていると、その娘も、まったく同じタイプの男が現れると、同じように惹かれ、のめり込み、貢いで破滅し別れる。 病気も、親と同じ病気になりやすいのですが、それも同じ状況になったときに、同じ生活習慣、例えばお酒飲むと決まって夜遅く脂っこいものを食べたくなり食べてしまう、という父親と同じ思考回路を持つ結果、同じ病気に罹る(罹りやすい)のです。 逆にDNAの長所が似て、同種の才能を発揮したり、偉大な業績をあげたりする場合も多くあります。 DNAとはそういうもので、同じ考え方の傾向を持つ為、似た運命をたどる(引き寄せる)強い力があるのです。 ですから親を見て、良きところはそのまま伸ばし、悪いところはそうならないように注意し訂正の努力をするところに、人生の学習があるのです。 親の長所・短所を見分けることが先決、という事ですね。Aさんの場合、親の離婚の理由を研究すれば、意識的に離婚は避けられ、同じ目に遭うことはありません。 *親の良きDNAをフル活用し、良くないDNAを出さない方法などについては、拙著『年をとるほど時間は速く進む』(創文刊)で詳しく述べています。この本面白いですよ! まだお読みになっていない方は、是非ご覧下さい。 |
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