★ご婦人が、肋骨を4本骨折した訳は・・・ 今日鑑定した66歳のご婦人は、2ヶ月前に転んで、肋骨を4本骨折し、先々週あたりから、やっと痛みが取れてきたという方でした。そしてその後すぐ、今度はヒドイ風邪を引き、発熱とせきとタンが止まらなくて、大変苦しまれたそうです。 彼女は鑑定が始まるや、その話をされたのです。 肋骨は胸をカバーしている骨。ギブスは出来ません。自然の治癒を待つだけです。寝るときはそれは痛いそうですね。うつ伏せに寝ると胸が広がって痛い。ですから、両手を上に上げて、手を耳の所にもって行く体勢で寝るそうです。 「痛くて痛くて、それは肋骨を骨折した人でないと分からない痛みです」と。 しかし私は、話を伺いながら、これは大難が小難になった事故だな、とピンと来ました。「きっと大病になって、命が危なかったハズだったものが、小さな苦しみで済んだんだ」と。 大体、大難が小難になって救われるときは、2〜3つの苦しみ(災い)が立て続けに起こり、よって死に至るような大きな病気や事故は、避けることが出来るのが普通です。 分かり易く言うと、事故や病気で死に至る致死量を30劫とすると、それを15とか、6や9といった幾つかの小難に分散して受け、本来苦しまなくてはならなかった苦しみの総合数(30劫)は味わえど、死なずに済むようになるのです。これを仏教用語でいうと、『大難を小難に振り替えて下さった』、といいます。 彼女の手相を観てみると、案の定、生命線の66歳の今年、大病で生命が危ないという相がかなりハッキリ出ていました。 彼女はこんな事を聞かせてくれました。 男女4人ずつの8人兄弟の彼女は、父が肺がんで亡くなったのを筆頭に、次男が交通事故死。続いて三男、四男が肺がんで亡くなり、その後長男がこれまた肺がんで亡くなったそうです。 そこで、この彼女に病気の番が回ってきたのか、手相の66歳の年齢に危険が記されていた、という訳です。でも彼女の場合は、それが前記した肋骨4本の骨折+風邪の苦しみに変わって、肺がんを避けられたという訳です。 ですから肺がんの変わりに、胸を怪我して、更に胸の咳、痰で苦しむという事が起こったという訳です。 何でも目の前に立て続けに起こった病気や事故、災いをむやみに悔やむことはありませんね。大難が小難になったのかもしれない、と分かれば、有難いことではありませんか。 |
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