2006/6/2
鑑定に一緒に訪れる友人は、運命が似ている

 私は21歳の時に、渋谷駅前の街頭易者に鑑定を受けたことがあります。

 その男性易者は、40歳ぐらいの方で、私は弾んで話すことができました。その中で、彼の、こんな話が印象に残っています。

 「不思議なんですよ。二人連れのお客の場合、二人は運命が似ているんです。仕事運がいい人の友達は仕事運が良く、仕事運が良くない人の友達はやはり仕事運が良くない。

 同様に、金運がいい人の友人は金運が良く、金運がいまいちの人の友人はやはり金運がいまいちなんです。

 そして、二人は運命の波形がよく似ているんです」

 その話は、私自身が手相家として、本格的に活動を始めてから、つくづく感じていることでもありました。

 人はやはり、今現在、同じ運命の波動を持った人が、自然と引き合い、同調して意気投合しているんだな、と思います。

 今、自分に近づいてくる親友が、どんな運なのかを分析して、自分の現在の運の判断材料にしてみてはどうでしょう。

 更にその一方で、運のいい人、ツイている人と、意識的、積極的にお付き合いする努力をしようではありませんか。

 あなたには今、どんな人が現れ、どんな人とお付き合いをしていますか?


2006/6/1
女性は、50歳からもっと素敵になれる

 手相のお客様は、女性の方が男性より少し多い。6:4という所でしょうか。横浜で鑑定を始めてから、初期は若い人が多かったのですが、最近は熟年女性がとても増えています。

 熟年といっても、50代、60代が多く、中には95歳のおばあさんもいらっしゃいます。性別を問わず、どの年代でも私は大歓迎です。

 たくさんの方とお会いして、私は、若い女性の花のような可憐さは勿論ですが、一方で、熟年の教養(心の豊かさ)のある女性が、ホントに素敵だなと思いました。

 どんなに知識や経験を積んだエラそうな男性をも包み込んでくれる母親像を、見ているような気がします。

 満100歳になっても銀座でバーのママをしていた有馬秀子さんは、そのいい例です。有馬さんのお店は、政治家の河野一郎や財界の永野重雄、作家の遠藤周作らが足しげく通った店としても知られています。
 分かるなぁ。

 女性の中には、若くないともうだめだ・・・、なんて悲観している人が居ますが、とんでもない。女性は、50歳からもっと素敵になれるんです。もっとも、それまでにどんな生き方をしてきたかが大切ですが。

 年をとるほどに、真の教養や人柄がにじみ出てくるんです。



               06/05/31
         いい男、いい女の見分け方

SK出版の加藤純宏社長(58)から、いい男、いい女の見分け方を聞きました。男性営業マン40人をはじめ、多くの社員を抱える社長ですから、男女の見分け方には、なかなか鋭いものがあります。

では、そのいい男の見分け方とは、
 「男性から人気のある男は間違いない」、という答え。

なるほど・・・。

確かに、男性がいいと思う男性は、いいですね。
 信頼できるし、いい夫になるでしょう。
 (ただし女性から見てステキかどうかは分かりませんが)

それじゃ、いい女性は? と訊くと、その裏返しで、
 「女性から人気のある女性がいい女です」

なるほどですね〜。(←これ福岡弁。福岡の人はこれですぐに分かる)
 ただし女性の場合、嫉妬されて、悪く言われる場合もあるかも・・・。でも、それも入れて人気があったら、大したものです。

 同性の評価は、実にストレートで、本質をいい得ているものです。



              06/05/30

★読書こそ魅力アップの決定打!

いろいろなジャンルの人たちが鑑定オフィスにいらっしゃいますが、SK出版の加藤純宏社長(58)は、会って最高に楽しい方の一人です。

とにかく話が面白くて、私は何時間も聞き手に回って、感じ入ることしきりでした。

出版の話をしていて、何かの拍子に話題が恋愛の話に脱線すると、突然、「少女の前では、ナポレオンは震える一人の青年だったのです」なんて、文学少年の顔になり、目を輝かせて囁かれる。

音楽の話に触れると、
 「ブラームスはベートーベンの後に生まれたことが悲劇だったのです」
 ちょっとお話を聞くと、教養のある方であることが分かります。

でも、それだけではキザな感じがありますが、必ず、最後にオチがあって笑いが入ります。このように上手い人の話には、必ずユーモアが入る。

 加藤社長は、大の読書家。人間的魅力が、全身からほとばしり出ています。



                06/05/29

★漫画家志望の彼女へ・・・、もう一言

 昨日の続きです。

 昨日鑑定した、7年間アルバイトをしている34歳の漫画家志望の女性に、私は続けてもう1つ、ニューヨークの熾烈な売り込み競争の実態を話しました。(彼女は数回、出版社に売り込んだものの断られ、自分の作品の売り込みを半ば諦めかけている)

 「私は渡米して半年後に、ニューヨークの街角に置かれている Free Paper(無料新聞)に、私の曲を歌ってくれるシンガーを募集するための、最小枠の縦1センチX横4センチの広告を出しました。
 すっごくちっちゃな英文で、『A Japanese producer looks for a singer.・・・』(日本のプロデューサーがシンガーを探している。ー連絡は00までー)って。それだけの広告でした。

 それで、約10日間で何件の申し込みがきたと思いますか? 450件でした。450件。それぐらい売り込み競争は熾烈であり、みんな必死なんですよ。どんな新聞のちっちゃな広告も絶対に見落とさない。

 もしあなたが、ニューヨークのレストランに行く事があったら、そこのウェイターやウェイトレスに、「君の将来の夢は何?」って聞いてごらん。みんな、「僕はカメラマン志望です」「私は歌手志望」「俺はデザイナー志望」「僕は俳優志望さ」、と言うよ。そんな若者がウジャウジャいるんだ。
 
彼らは売込みをしていく生活費を作る為と、レストランに食事に来る有名プロデューサーやアーティストにコネを付けたくて、毎日チャンスを伺っているんですよ」

 この熱意は、何事を成就しようとする場合にも同じく必要です。成功する人は、みんな必死なんです。私は彼女に、売り込みの2回や3回出版社に断られたぐらいでくじけるようじゃダメ、と伝えました。私だって20歳の時には、曲の売り込みにレコード会社、音楽出版社を50社以上回って、ようやく1社通ったんですから。

私はアルバイトで一応不自由なく生活できている彼女に、何のためのアルバイトか、もう一度よく考えてみるように話し、売り込みの話を終えました。

 人はぬるま湯に浸かっていると、なかなか出られなくなって、年を取っていくんです。


 
              06/05/28

★漫画家志望の彼女へ・・・

 今日鑑定した方は、34歳の漫画家志望の女性でした。おしとやかな性格で、ちょっと売り込みは苦手というタイプ。

 彼女は、アルバイトをしながら自作の漫画の売り込みをしようと思っていましたが、段々売り込みもおっくうになり、アルバイト中心の生活になって早7年が経ってしまったそうです。漫画は部屋の中でただコツコツと書くだけで、売り込みは諦めてしまっていました。

 期限も決めないでアルバイトを長くしていると、肝心の夢がしぼんでいくものです。

 私は彼女に、こんな話をしました。

 「売り込みっていうのは・・・、例えば私が作曲家志望で上京した時のように、『1年間売り込んで芽が出なかったら止める』、というような切羽詰った期限設定がないと失敗しますよ。

 長男の私は親を説得して、『1年以内に芽が出なかったら(両親経営の)測量会社を継ぐからやらせてほしい』、と1年の期限を決め、曲の売り込みを開始したんです。結局、売り込み開始後11ヶ月目に認められ、作曲家になったんです」


 
1年しかないから、売り込みに成功できたんです。10年もあったら、のんびり
して失敗したと思うな。



                 06/05/27

★「タライの原理」を説いたのは、誰?

 鑑定中にある女性から、
 「タライの原理」を説いたのは、誰ですか? という質問を受けました。
 私はこう答えました。

(「タライの原理」は、エッセイ264話で紹介しました。

※タライの原理・・・
 タライの水を両手で自分の方にかき寄せると、タライの両側の壁に沿って反対の向こうへ水が流れていってしまう現象。
 反対に、両手で押し出すと、前方の壁に当たって、水は自分へ向かって流れてくる。
 ・・・お金も愛も得ようとすると逃げ、人に与えるようにするとやって来る喩え。

 いい話ですね)


 「言った人は、
 タライ・ラマですよ!」


 ウソです」

 とてもウケてくれたので、あなたは幸運になります。



最新の日記に戻る


TOPページ