2006/11/9
赤塚不二夫先生の鑑定で思うこと

 

 今日鑑定したHさんは、大手出版社の編集部の方でした。

 

 Hさんとお話しているときの話題の中に、漫画家・赤塚不二夫先生の話が出ましたので、今日はそこでお話した、赤塚先生の話題をご紹介します。

 

 私は20年ほど前に「週刊読売」の手相鑑定コーナーの仕事で、2度、赤塚先生の手相鑑定をしています。

 

 赤塚先生とは、赤塚プロのビルの中の仕事場で、2回お会いしました。
 いずれもお昼の1時頃でしたが、2回とも、先生はお酒を飲んで酔っ払っていらっしゃいました。
 「僕はお酒が入らないと人に会えないんだよ」、とおっしゃる。

 

 私は、赤塚先生の手相を見て言いました。
 「先生、今のように毎日お酒を飲み続けていると、60歳過ぎには体調が崩れ、必ず病気になりますよ。お止めになるか、量を減らすべきです」

 

 当時、先生はまだ49歳でお元気でしたが、私は、今の延長線上に見える、12年後からの赤塚先生の健康障害を案じて、忠告申し上げました。

 

 病気の線は2本出ていて(的中手相術186P参照)、61歳、63歳が要注意でした。・・・本書に掲載した手形は、22年前の赤塚先生49歳の時のもの。

 

 当時はまだ49歳ですから、病気なんて気にもかけない頃です。
 そのまま、赤塚先生はお酒を毎日飲み続けた。

 

 結果、61歳で食道がんで半年入院。63歳で自宅で転倒、脳膜下血腫で入院。そして、今から4年前に脳内出血で倒れ、以降、意識のないまま(眠ったまま)入院生活が続いています。

 

 私がお会いした頃の延長線上(未来)の運命に、ハッキリ不安な相が描かれていました。でもその頃はまだ、病気になる12年前のことでしたから、すぐに健康管理をして行けば、100%病気は回避できたのにな・・・、と残念でなりません。

 

 手相には、今の延長線上の未来の出来事が出ているので、先に知ると良く変えることが出来ます(もう何度も言っていますが)。でも、赤塚先生のように変えなければ、手相通りに不運にもなります。選択は自分の自由ですから。

 

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