2014/3/20
ソチオリンピックの開幕式の「四輪」騒動は、未来を象徴していた?

 

  ソチ冬季五輪の開会式で、
  「四輪」になった事件の意味するもの

 もう1ヶ月以上前の事になりますが、ソチ冬季五輪の開会式が行なわれた2月7日、会場につるされた巨大な5つの雪の結晶が、五輪マークに変わる演出で、1つの結晶が輪にならず「四輪」になるトラブルがあった事は、皆さんの記憶に新しい事と思います。

 その「大失敗」の出来事を、世界の多くのメデイアでは、トップニュースとして取り上げました。
 例えばそのニュースを、私がたまたま出かけた際に駅のkioskで買った「スポーツニッポン」の第一面記事では、

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  四輪・・・ですけど何か?
  さすが大国ロシア 「理念が大事。大した問題ではない」

 ロシアの担当者・総合監督の、四輪騒動の弁明がスゴイ。

 「五輪の精神が伝わる事が大切で、これは技術的な問題。大した問題ではない」

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 私の本や鑑定日記で、「現象占い」を知っている皆さんなら、
 「エッ!? 問題ないって、うそでしょ」 という反応ですよね。

 *現象占い・・・目の前で起こった印象深い出来事から、今取り組んでいる事や、近未来の吉凶を占うこと。

 オリンピックの五輪は、世界の平和を象徴するマーク

 特に、オリンピックの五輪は、世界の平和を象徴する重要なマークです。

 *オリンピックマーク(五輪マーク)・・・五色(左から青・黄・黒・緑・赤)の輪を重ねて連結した形で、ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアの五大陸と、その相互の結合、連帯を意味しているが、どの色も特定の大陸を意味したものではない。

 それが、オリンピックの開会式で、一つ欠けて四輪になったという事は、主に今年度の世界情勢の危機やトラブルを、そのまま象徴(警告)する出来事という解釈になります。

 つまり世界のどこかで、平和に反することが何か起こる、という象徴です。

  「現象占い」は、起った出来事を見て予測する

 占いでは、易やタロットのカード、トランプやコイン占い、ダイス(サイコロ)占いなど、出た卦やカード、コイン、ダイスの目などを見て、運勢や行く末(未来)を占います。
 「現象占い」は、起った現象を見て吉凶を予測します。易やタロットなどのシステムと同じです。

 ロシアのソチ五輪の、開会式のトラブルへの弁明をそのまま使うと、

 「今年の世界情勢を『易』(開会式の五輪)で占った? すると出た卦が“大凶”だったって。それはたまたまそれが出たのであって、大した問題ではな~い」

 という事になります。
 ところが、そうではないのですね。

  そして起こったことは・・・

 そんな、ソチ五輪の開会式から1ヵ月近く経った先日3月2日、ロシアは欧米の制止要請を振り切って、クリミア自治共和国のロシア編入を断行。(多くのメディアでは、「ロシア、クリミアを侵攻」、と記載。)
今後のロシアの動きから目が離せません。

 そんなロシアに刺激されて、同じような事を起こそうと企(くわだ)てる国が、他に無いともいえません。

 という事で、ソチ五輪の「四輪」騒動は、現象占いでは、「縁起悪~い出来事」を現わしている、というお話でした。

  しかし希望はある。失敗を訂正して、
  世界の平和は保たれる?

 しかし、ソチの閉会式の時には、急遽、もう一度五輪マークに挑戦することにし、大勢の人たちによって輪を作る。それがまたしても「四輪」・・・でエッと思わせた後に、一呼吸おいて、五輪に完成するという(失敗を逆手に取った)粋な演出で、無事五輪マークは完成して、終了しました。
 確かに大ウケしたパフォーマンスでした。

 「終わり良ければ全て良し」、という、この閉会式のように世界がなる事を、願うばかりです。

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