2009/6/19
阿川さんが、結婚できない訳

一昨日の『クメピポ!』(TBS)では、いつもの『天職リサーチ』から目先を変え、『結婚リサーチ』という事で、ゲストには作家でタレントの独身・阿川佐和子さん(55歳)が登場しました。
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 それで、テレビ局のプロデューサーから、

 「西谷先生、今回はゲストの独身女性の結婚アドバイスをお願いします」

 という事になりました。

 後で聞いたのですが、過去に、お見合いを100回以上したにも関わらず、それでも結婚が決まらなかった・・・という阿川さんの結婚アドバイスですから、そりゃ難しい。

 私はいつも通り、目の前の手相が、どんな人のものか聞いていませんでした(阿川佐和子さんの手相とは知らされていない)が、今回のみ収録最後になって、「この人は独身女性(50代)で、結婚のアドバイスをお願いします」、と希望がありました。

 それで、その女性の手相を観て、私はこう言いました。

 「この女性は、人差し指と中指の付け根に入る感情線があるので、男性に尽くすタイプですよ」と。
 すると阿川さん、その鑑定に対しスタジオで、「私、(男性に)尽くしたりしない~!」と不信そうでした。

 これは、チョッと解説が必要ですので、説明しますね。実はその一言に、彼女が結婚できない“原因”があり“答え”があるのです。

 私は、阿川さんは本来は男性に対し(尊敬して)尽くしたいのに、尽くすに値する男性と未だ出会えないまま、今日まで来たんだと診ました。

 というのは、彼女のお父さんは東大出のエリートで、有名な作家である阿川弘之氏です。娘である阿川(佐和子)さんは、この父を、とてもとても尊敬し愛していらっしゃる・・・(弘之氏は現在もご健在)。

 すると、どうなるでしょうか。
 男性とお見合い100回しても、常に父親と比べてしまいます。そうすると、「物足りないなぁ・・・」と思うでしょう。そんな風に感じる男性に、尽くす事が出来るでしょうか。出来ませんね。

 ですから阿川さんは、心の底から大好きで、尊敬できて、本来の性向(理想の男性に尽くしたい・・・)という願いを満たしてくれる男性に、未だに巡り合えないままで今日まで来た、という訳です。

 本来、尽くすタイプだったから、尽くすに値する男性でないと、結婚に踏み切れない・・・。
 でも、そんな完璧100点満点の男が、この世の中にいる訳がありません。

 それに、彼女自体が有名人に成ってしまった。・・・・芸能界に居る女性有名人は、“芸能界の法則”で、自分より成功していない相手とは、99%離婚します。(放送作家の武田三千代さん談)

 おまけに十数年に渡り、800名近い著名人との対談をして来た彼女です。立派な男性には毎週会って来た。すると、こういう公式に成ります!

 “本人はどんどん年を取って結婚の条件は悪くなるのに、男性を見る眼だけは肥える一方”、と。
 こうなると、もうダメですね。

 結婚は、異性を見る眼が肥える前にすべきです~!(男女ともお互いに~~!)

 そして結婚はある意味、勢いでするもの。じっくり考えたら出来ませんよ(笑)。

 ですから彼女のようなタイプは、理性が発達する前(若いうち)に、結婚すべきだったのです。

 そして番組内で、「男はみんな弱い」、とか、「私結婚したくない!」、なんて可愛くない事を言うから、男たちは恐れをなして引いちゃうんですよ~。
 本来の自分の素質(生き方)の反対をしているから、結婚運が開かないんです。

 他に、テレビで彼女が言っていた事を分析すると、こうなります。
 「男はみんな弱い」→尊敬できない→尽くすに値しない→つまり結婚するに値する男性は1人もいない~!

 つまり、地球上には結婚相手は存在しないのですから、未来に、他の惑星に結婚相手を探しに行けるようになるまで、数十年か数百年待たなければ成りません。

 あるいは今日から、可愛い女になって、男性にすっごく愛される女性に変身するかですね。(それが出来たら結婚できます!)

 かつて日本一有名だった銀座?の人気ママさん(名前忘れてしまいました)がいました。名だたる著名人を虜にした女性です。この女性が雑誌のインタビューに答えた言葉があります。

 「男性の方は、みんな私より偉いと思って接しています」

 それも、本心からそう言っていたんですね。

 男性はそういう女性に弱い。
 三・四十年前も今も、さほど男性の心は変わっていないと思います。( 女性は変わりましたが)

 という事で、皆さんの参考になると思い、今日はちょっと長くお話ししました。

* 恋愛・結婚に関しては、幸せ(成功)ノウハウ満載の拙著『男と女』(創文刊)がお勧めです。ご参照下さい。

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