2012/02/3
運動は寿命を伸ばす!
≪立春の祝・日の丸付き版≫

●週に150分の運動で、寿命は4年延びる

 今日は、運動の効用についてお話しましょう。

 『週刊ポスト』のコラムに、白澤卓二(順天堂大学教授)の話で、
 「週150分の運動で寿命は4年伸びる」、という興味深い話が載っていました。既に読んだ方もあるでしょうね。

 その話を要約すると、

 2008年のWHOの運動ガイドラインによれば、週に150分の中程度の運動が推薦されています。

 それは、週に5日間運動する人の場合だと、1日あたり30分程度の運動になる。

 そこで、次のような研究結果が出たのでした。

 台湾の国立衛生研究所のチパン・ウェン博士らが、1996年から2008年に、同国の41万6175例を平均8年間追跡。次のような結果を得た。

 週に、「ほとんど運動しない群」(約22万人)
 週に、92分(1日約15分)の運動をしている「低運動量群」
     (約9万人)
 週に、150分以上の運動をしている
     「中程度以上の運動量群」(約10万人)

 の3グループに分けると、

・「低運動量群」は、「運動をほとんどしない群」に比べて、全死亡リスクが14%、がんによる死亡リスクが10% 低かった。

*30歳時点での平均余命は、男性で2.55年、女性で3.10年長かった。

・「中程度以上の運動量群」は、「運動をほとんどしない群」に比べて、全死亡リスクが26%、がんによる死亡リスクが17%低くかった。

*30歳時点での平均余命は、男性で4.21年、女性で3.67年長かった。

 運動効果に関しては、運動時間が15分延長するごとに、全死亡率が4%、がんによる死亡率が1%ずつ減少した。

 つまり運動の健康増進に対する効果は、運動時間が長ければ長いほど高いこと、1日15分の運動でも十分に効果があることが分かったのである。

 ●ウォーキングの効用

 また、バージニア大学のアミー・ハキム博士は、1980年から1982年の間にホノルル心臓プログラムに参加した61歳から81歳までの707人の非喫煙男性を12年間追跡調査し、1日に歩く距離と健康増進効果の関係を検討した。

・その結果、1マイル(1.6km)から2マイル歩いている人は、1日に1マイル以下の人に比べて、死亡率が15%、2マイル以上歩いている人は死亡率が21%減少していることが分かったと報告している。

 いずれの報告も、ウォーキングなど毎日の軽い運動が健康増進効果につながることを示している。

(週刊ポスト2012.2.10号より)

 これが載っていた記事です。
 運動の効果が、シッカリ数値に現れていますね。

 と言うことで、明日(2/4)から”立春”です。
 健康は幸運を呼ぶ 大切な要素。

 皆さん~、 今年は健康人生に変えてみようではありませんか~!

P.S.
 私は一日平均30分ほどは何とか運動しています、が、もっと増やそ~っ!
 皆さんは どうですか~!?

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