2009/7/13
誰もが納得する、
次回の『クメピポ!』に
手相コーナーがない理由

今週(7/15・水)の『クメピポ!』のゲストは、元・プロ野球選手で、野球解説者の張本勲さんと、サッカー解説者のセルジオ越後さんのお2人です。

 張本勲といえば、イチローに次ぐ、3000本安打を達成した(今年、イチローに破られるまで日本記録保持者だった)大打者でした。

 本来なら番組内で、張本さんの手相鑑定をする所ですが、実は張本さんには、誰にも言えない(今では知っている人もいますが)秘密があるんですね。それは右手に大きな火傷の跡があるということ。
 それで、テレビで手相は公開できない・・・という事でした。(そのように番組制作プロデューサーから連絡が入る)

 張本さんの火傷に関する逸話は、次のようなものです。

≪4歳の時の火傷の後遺症で、今も右手の親指、人差し指は完全に伸びず、薬指と小指は引っ付いたままである。そしてこの火傷は張本の守備のみならず、打撃にも暗い影を落としている。

 後にプロ野球選手になった張本は、ある日母親と談笑している時に「この指がまともだったら、もっと良い成績が残せるのになぁ」と呟いた所、母親が号泣してしまった。まずい事を言ってしまったと反省した張本は、以降、その右手を誰の目にも晒さなくなった。

 唯一、打撃人として最も尊敬する川上哲治にだけ、現役引退後の座談会で右手を見せたことがある。その時川上は「よくもそんな手で」と涙を流しながら絶句していたという。≫

 そんな訳で、今週(2日後)の『クメピポ!』に、手相コーナーはありません。

 それにしても張本さん、ハンディーを背負いながら、よく頑張りました。

 ハンディーといえば、前人未踏の69連勝の偉業を成し遂げた歴代の大横綱・双葉山も然り。
 幼少の頃に右手小指の先を失い、右目を失明したものの、不屈の努力と強い精神力で相撲に精進し、空前の相撲ブームを巻き起こしたのですから。

 それも引退するまで、自分の小指のこと、右目が見えないことは一度も語らず、誰も知らなかった事でした。(知られると、そこを攻められる事もあり・・)

 こんな話を聞くと、ハンディーがない私たちが、出来ない・・なんて言えなくなりますね。

 という事で、次回の『クメピポ!』に、手相コーナーがない理由でした。

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