2016/8/6
親が罹(かか)った病気には、遺伝的になりやすい!
解決法は

 

  手相鑑定を通して分かること

 今日は、手相鑑定をしていて、「やはりなぁ・・・」 と思うことの一つを、お話しします。

 それは、親が罹(かか)った病気は、受け継ぎやすい、という事です。

 医学的な研究では、病気に関してはいえば、体質的・遺伝的なものとして親から受けるのは 「25%」 で、後の 「75%」 は生活環境である、と言われています。

 しかし、これは平面的な判断で、本当のところはもっともっと親の身体と精神状態に近い、と思います。

  好みの中に因縁あり

 例えば、以前鑑定をしたSさん(男性 45歳)のケースですが・・・。

 Sさんの父親は、肝臓がんでお亡くなりになっています(享年67歳)。
 それは肝臓が元々弱かったのではなく、お酒が好き好きで止められなくて、20年近く飲み続けて糖尿病になり、挙句、肝臓がんになり、亡くなられた。

 その息子であるSさんは、どうかというと・・・。
 元は健康診断で調べても、肝臓は全然悪くありませんでした。

 しかしSさんは、父親と同じようにお酒好きで、酒浸りになって、血糖値(糖尿測定値)と、肝臓の数値が危なくなっている。

 何もそこまで似なくてもいいのに・・・と思いますが、同じ運命を辿(たど)っている。

 これは、肝臓が弱いという遺伝ではありません。
 肝臓が悪くなる第一要因である、お酒の誘惑を断ち切れない、という “好み” により、結局、父親と同じく肝臓を悪くしています。

 そして20年後ぐらいに、肝臓がんの危機が来る、という相が出ていました。
 これは、「好みの中に因縁あり」 という事です。

 肝臓の遺伝子をみるだけでなく、“お酒好き” という遺伝子も調べなければ、正しい判断はできません。

  好みは、皆が同じじゃない

 お酒のことに関していえば、みんなが好きかというと・・・。

 「お酒? お酒なんて全く興味ないわ」、「美味しいと思わないもの」 という人も、世の中にはいっぱいいますからね。

 そうして考えると、やはりお酒に、身を滅ぼすまで異常に惹かれるというのは、普通ではありません。 
 その不幸になる好みが、悪因縁で、不幸な運命を作っている、という訳です。

  手相は、それら全てをひっくるめて判断できる

 昨日、鑑定した方の中にも、手相を拝見すると、このままの生活を続けると将来的(50代後半)には、「“大腸がん” に注意!」 という女性A子さん(30歳)がいらっしゃいました。

 聞くと、お母様が、52歳で “大腸がん” で亡くなっています、とおっしゃる。

 こうしたケースは、私は手相で、何千という実例を見てきました。
 親の体の弱点は、明らかに、子供に引き継がれています。

 それも、好みが同じで、同じような良くない食生活をするという要因からも、多く来ています。

 ですから、親を反面教師として、そうならない努力をすれば、あなたは大丈夫!という訳です。

  大病の相があっても、
  発病が10年以上先なら、100%防げる

 今ご紹介した、大腸に注意というA子さんのケースですが・・・。

 10年以上も先の大病の相は、それを手相で予め知り、今から改善しようと生活を改めると、まず間違いなく回避できます。

 そのことを、最後に述べておきます。

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