2013/11/23
精神的ショックを受けた後、 ぎっくり腰になる
(Kさんのケース)

  ある出来事で、大きなショックを受けたKさん

 今日鑑定したKさん(45歳 男性)の、お話です。

 私は以前から、
 「ぎっくり腰は、精神的ショックを受けたことが原因で、その3カ月後に発症する」
 そう申し上げてきました。
 (大体ぎっくり腰は、ショックを受けた3ヵ月後になるのですが、ショックが大きいと、2ヵ月や1ヵ月後になる人もある)

 今日はKさんから、
 「先生のおっしゃっていた通り、精神的ショックがあった後、ぎっくり腰になりました」 と、お聞きしました。

 Kさんの話によると、20数年前にぎっくり腰になり、未だに時々ぎっくり腰が再発するという生活を送っていらっしゃるといいます。

 *腰が悪くなるのは、身体を支える、つまり運命を支える腰が支えきれなくなる、という事で、精神的にもう持ちこたえられない・・という精神的にくじけた状態の現象化です。

  ぎっくり腰の原因は、これだ

 ぎっくり腰になったのは、こんな経緯(いきさつ)だったそうです。
 20数年前、Kさんが22歳の2月のある日のことでした。
 両親と実家で同居していたKさんの家に、ある日ドロボーが入ったのでした。

 父は仕事、母はパートで、Kさん本人もアルバイトに行っていて、家が留守になっていた間の事でした。

 幾つか盗まれたようですが、大きな被害になったのは、Kさんの郵便貯金の通帳と印鑑でした。
 そして持ち去られた後に、すかさず預金は引き出されていたのでした。
 その額は数十万円でした。が、コツコツ働いて貯めたお金だっただけに、Kさんには大きな精神的ショックとなったのでした。

  大きなショックを受けた1ヵ月後に、Kさんはぎっくり腰になる

 当時のKさんがしていたバイトは、建設現場で扱う、足場の金属整理でした。
 家にドロボーが入り、大きなショックを受けた1ヵ月後のある日のことでした。

 いつも、やっている仕事ですが、その日に限っては持ち上げた途端に、腰がグキッ!となったのでした。
 それで動けなくなり、しばらくうずくまって痛みをこらえていたそうです。

 それ以来、なかなか治らなくて持病になってしまった、という訳です。

  事故や病気には、「真の原因」と、「直接原因」がある

 以前から述べていますように、事故や病気には、「真の原因」と、「直接原因」があります。

Kさんのぎっくり腰の場合なら、
ドロボーが入って金銭的被害を受けて大きなショックを受けたことが、(ぎっくり腰の)真の原因で、
鉄鋼を変な体勢で持ち上げたことが、(ぎっくり腰の)直接の原因です。

事故や病気になるのには、必ず「真の原因」と、「直接原因」があります。

ですから病気を根本的に治すには、表面ばかり見ないで、真の原因の解決も合わせて必要、という事です。

今日の鑑定のこぼれ話でした。

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