2016/2/24
笑えない人も笑おう。その訳は・・・

 笑顔がまったくないAさんの話

 以前鑑定に、ハンサムなAさん(30代後半 独身男性)が、いらっしゃった時の事です。

 この方、一つ変わったところがありまして、笑顔がまったくなく、実に無表情なんですね。

 分かりやすく言うと、
 <いろいろ悩みが多い上に、将来が不安で・・・と沈んでいらっしゃって、とても笑える状態じゃない・・・>

 という訳です。

  笑顔が作れない・・・

 この方、ニコニコしたら、運が良くなって、モテすぎるだろうに、モッタイナイな・・・」
 と思った私は、「笑顔です、笑顔~」 とアドバイス。

 それでも全然、笑顔が出来ない。
 でも、たった一瞬、チョッとお顔がほころんだら、素敵でしたよ~。

 とにかくAさんは、不幸な笑えない世界に固まって、幸運が入るスキがまったくない、という状態でした。
 笑うと、幸運が飛び込んで来るんですが。

  どうしたら笑えるか、そして笑いの効用は

 そこで今日は、どのようにして笑うか、笑う良い方法と、笑いの効用についてお話しします。

 笑いの効用については、私の著作や鑑定日記などで、何度かお話ししていますが、大切なので、ここでもお話しします。

  笑う門には福きたる

 今日は笑いの効用について、科学者の竹内均氏の話より、以下、ご紹介します。

「笑う門には福きたる」 を地て行ったような話があります。

 アメリカでのこと。
 脊椎(せきずい)関節炎を患い、治らない と診断された ノーマン・カズン氏にとって、医師が痛み止めに強い鎮静剤を多用することが、死の予行演習をさせられているような気がして、不満でたまりませんでした。

 そこで、
 「どうせ治らないのなら、毎日をもっと楽しく生きよう」

 と思い、鎮静剤を拒否し、“笑い療法” を始めたのです。

  笑う方法は、喜劇のビデオを・・・

 といってもやり方は簡単、喜劇のビデオをを毎日10分ほど見て大笑いするだけ。

 これが効果てきめんだったのです。
 まず笑いが麻酔効果を発揮してくれたのか、悩まされていた痛みが和らぎ、よく眠れるようになりました。

 そして、数週間後には、病気そのものがかなりの回復を示したというのです。
 ・・・・・・中略・・・・・・

  笑いの医学的解説

 フランスのルーヴァンスタイン博士は自著「笑いの心身医学」にこう記しています。

 「笑いは、モルヒネに似た鎮静作用を持つエンドルフィンの分泌を促進し、呼吸による酸素と二酸化炭素の交換を四倍にする。

 また、消化管を攪拌(かくはん=かき混ぜること)して便秘に効果があると同時に、肝機能不全を補う作用を果たしている」

  “人間のプロ” になろう。笑いたくない時ほど笑う

 私は、笑いたくない時に笑わないのは、「人間の素人」 だと思います。
 そして反対に、笑いたくない時でも、笑う、ことが出来る人は、「人間のプロ」 だ、と。

 もっと言えば、
 笑いたくない時ほど、笑うんです。これがプロ中のプロ。
 そうして不調を乗り越えるすべを知っている、一流のプロです。

 という事で今日は、病気を治し、不運も覆(くつがえ)す、“笑い” のお話でした。

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