2010/09/20
秋の虫の音は、子供の頃を思い出す

 ここの所、秋も深まり、夜になると虫の音がにぎやかです。
 それを聞くと、私が思い出すのは幼少~小学校時代。

 私の子供の頃といえば、夏から秋はもう昆虫に夢中でした。
 時間があれば、一日中でも、虫と遊んでいました。

 ですから鳥取県倉吉(くらよし)市の実家では、毎年秋になると、私が捕まえたキリギリスや鈴虫など30匹程が、廊下に置いた虫篭の中で、毎晩、夜中中鳴いていました。

 今から思うと、両親もうるさくて参ったのでは。
 でも、私の好きなようにやらせてくれました。

「チョンギ~ス!」「リ~ン、リ~ン、リ~ン」「チョンギ~ス!」「リ~ン、リ~ン、リ~ン」「チョンギ~ス!」「リ~ン、リ~ン、リ~ン」「チョンギ~ス!」「リ~ン、リ~ン、リ~ン」「チョンギ~ス!」「リ~ン、リ~ン、リ~ン」「チョンギ~ス!」「リ~ン、リ~ン、リ~ン」「チョンギ~ス!」「リ~ン、リ~ン、リ~ン」「チョンギ~ス!」「リ~ン、リ~ン、リ~ン」

 それがまた、数が多いので、音がでっかいのですね。
 本当に、両親には感謝です。

 こんな事もありました。小学校1年生頃の事です。
 ある日私が風呂に入っていたら、鈴虫が脱衣場で鳴いていたんですね。それで、私は裸のまま風呂から飛び出し、母親を呼び、15分ぐらいかけて2人で色々置物を移動して鈴虫を確保した、ナンテ事もありました~。
 母親も、こんな虫好きの私に、とても理解を示してくれたんですね。

 餌は毎日、スイカやきゅうり、ナスを切って、虫篭に入れてあげていました。
 彼ら(虫たち)は自前の長いストローをそれに刺し、ちゅうちゅうと汁を吸い上げて元気いっぱい。それでまた夜中中 演奏会をするのでした~。

 当時の私は、本気で昆虫博士になろうと思っていました。
 その当時の情熱が、そのまま手相の研究に移行したように思います。

 やはり母は、後に私の手相研究にも理解を示してくれました。

 というより、やり出したら、止めても聞かないと思ったのかもしれませんね(笑)。

 祖父・祖母・父・母とも、よくこう言っていました。
 この子(私のこと)は両手百握り(マスカケ線)だから、好きなようにやらせよう。

 昔の人は、現代より、更に手相を身近なものとして理解し、捕らえていたように思います。

 という事で皆さん! 秋の夜の思い出話でした。

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