2012/10/31
理解してもらうためには、
上手く伝える努力をしよう

第一印象は大切だ

 以前、婚活をしている友人の男性を鑑定していて、こんなことを思ったことがありました。
 
 「この人が持っている良さは、いったい、相手の女性に伝わるだろうか・・」と・・・。
 というのは、まず、その友人は服装のセンスが悪いんですね(笑)。

 どんなに良い人であったとしても、相手に与える第一印象はとっても大切です。
 服装の話ではありませんが、こんな話があります。

  「幸せの黄色いリボン」という曲も、
  最初の評価は散々だった・・。

  何故か?

 ニューヨークに居るとき、アメリカの有名な音楽プロデューサーのジミー・ウィズナーさんと親しくなり、頻繁にお会いしました。
 ある日、こんな話を聞きました。

 「幸せの黄色いリボン」の作曲者は、少々だがヒット曲を書いていたL・ラッセル・ブラウン。
 彼が曲の売り込みに、知り合いが社長をしている、あるレコード会社へ行きました。

 そこの社長が「じゃあ曲を聞こう」という事になり、L・ラッセル・ブラウンは、ギター一本持って(だったと思う)、「幸せの黄色いリボン」を生歌で歌いました。

 すると社長が、
 「君、この歌は他では決して歌わないほうがいい。君の音楽家としての経歴に傷がつく」とまで、酷評をしたのだとか。
 後に、その曲は、世界的な大ヒット曲になったのですが・・。

 作曲家といっても、歌がうまいとは限らない。だから「幸せの黄色いリボン」は、本当はとっても素晴らしい曲なのに、生歌で聴かされた社長さんは、いったい良いのか、どうなのか、訳が分からなかった~のでは、と私は想像します。

  上手く伝えることが大切

 何が言いたいかいうと、この作曲者は、きっとギターも上手くなく、しかも歌も上手くなかったのではないだろうか。それなのに、なぜ社長の前で、しかもギター一本で歌ったのだろうか。
 それは、とてもいい曲なのだから、社長はきっと分かるだろう、と思ったと思うのです。ところが、そうはいかなかった。

 やはり、曲が出来て、それを人に聞かせるならば、ある程度の伴奏を入れ、上手い歌い手が歌うか、それを録音したものを持参すべきですね。

 L・ラッセル・ブラウンさんが披露した曲を人に譬えると、
 「すっぴんですけど、美人でしょ」、というのと同じです。
 やはり、すっぴんより、お化粧をして、洋服もそれなりに決めていると、よく見えます。
 これが、見た目の大切さ、第一印章の大切さです。
 だって人は、初対面では、その人となりを、まずは外見(表情や服装)からしか判断できないのですから。

 という事で今日は、理解してもらうためには、上手く伝える努力をしよう、というお話でした。

*鑑定日記の感想や、新刊の情報をくださる方は、
 sobunnep@za.wakwak.com までお送りください。
 お待ちしています!

TOPページ