2016/2/26
持っている “想像力” を上手く使えば、幸せになれる!

  夢をかなえる工夫

 エッセイストの、ひすい こうたろう氏の著作に、こんな話が載っていました。

 100m走では、
 100mをきっちり走ろうとするよりも、
 120m走る感じで駆け抜けたほうが速い。
 100mきっちり走ろうとすると、
 ゴールを前に失速してしまう。

 日本トップレベルのランナーが走っているのを見ても、
 やっぱり彼らもゴールテープを軽く越え、
 駆け抜けていました。

 だから、かなえたい夢があるなら、
 それを手にいれるところまでしか
 夢を描かないのはもったいないんです。
 
 <ひすい こうたろう>

  大砲の原理

 このように、狙った所より(引力が働いて)、手前で弾が落ちることを 「大砲の原理」 といいます。

 つまり山の頂上を狙って打てば、多くは8~9合目ぐらいに到達する、という事を念頭に、もっと上、もっと先を狙うべきです。

 皆さんが、かなえたい夢があれば、その夢を目指すだけではなく、その先、夢をかなえたその先に、どんなことをしようかと、考えて行くことが大切です。

  宝くじの一等当選者の言うこと

 話は変わりますが、宝くじの一等当選者の体験談を読むと、

 「3億円が当たったら、これを買おう、あれを買おう、と想像を巡らせていました」

 そう答える人が結構いました。

 願いが叶ったその先まで、思い描いている、という事です。

  悪いことは、どこまでも想像してしまう・・・

 ところで、このことが分かったら、注意する事があります。

 それは、人は悪い未来はどこまでも想像してしまう傾向がある、という事です。
 上から下に下がるのは、簡単ですから。

 例えば、
 自分は “老後破綻” するのでは・・・心配だ・・・。
 そうなったら、狭いアパートで独り暮らしで、身寄りのない私は、やがて孤独死・・・
 きっとこんな感じで、不幸な死に方をする・・・、

 なんて、一人で勝手に想像を繰り返し、不安がる。
 そうして見事に不幸な未来のシナリオを、何度も何度もなぞって行く。

 これは止めなければなりません。
 これじゃあ、不幸になるリハーサルを繰り返しているようなものですから。

 そんな人は、すぐに想念を転換して、“幸せになっている未来の想像” に切り替える必要があります。

 そうして、一度書いてしまった不吉なシナリオを、その何倍も強いイメージの “幸運なシナリオ” で書き直し、「上書き保存」 してしまいましょう!
 これで、未来は大丈夫です。

  幸せになるために必要なもの

 このように、幸せになる為には、

 持っている想像力をいい方(願いがかなうなど、明るい未来の想像)に使い、更に、(願いがかなった先まで思い描く) 豊かな想像力が必要なのです。

 という事で皆さん! いい未来を想像する事は、幸せになる為の、簡単で、最良の方法です。
 大いにやってみて下さい!
 
 *本日、日記の中で登場した、
 幸運なシナリオを書いて 「上書き保存」 をしよう、という話は、
 『あっ、そうだったのか!』(西谷泰人著 創文刊)の、第二章「いい言葉を口に出して未来を書き直そう」で、詳しく解説しています。

 ご参照ください。

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