2014/9/18
心理学の実証~
飛行機大っ嫌いな江川卓氏が、
ナゼ客室乗務員の妻と結婚したのか

 飛行機嫌いな人は意外と多い

 飛行機に乗るのが嫌い、という人は意外と多いのですが、その一人が江川 卓(えがわ すぐる 元巨人投手 野球解説者)です。

 江川氏が高所恐怖症になった原因は、<幼い頃に父に背負われて散歩に出かけた際、背負われたまま崖の下を覗かされたことで、極度の高所恐怖症になった> と本人が語っています。

 その為、大の飛行機嫌いになった訳ですが、例えば巨人時代、広島遠征の際は他の選手が飛行機移動するなか、ひとり新幹線移動を貫きました。

 また現役引退後の巨人の北海道遠征の取材にも、東京→盛岡→青森→函館→札幌と1日かけて陸路を乗り継ぎながら出かけた他、宮崎キャンプの取材でも東京→博多→新八代→鹿児島中央と乗り継ぎ、車で宮崎入りするなど、どんなに時間を掛けてでも、飛行機に乗りませんでした。

 そんな飛行機、大っ嫌いな江川卓氏ですが、奥さんはナント、元客室乗務員なのですね。
 今日はそのお話です。
 
  飛行機大っ嫌いな江川卓氏が、なぜ、元客室乗務員の妻なのか

 話は江川氏の法政大学時代に戻ります。

 大学時代、投手として大活躍した江川選手は、日米大学野球のため渡米することになったのですね。
 当然飛行機で行くことになる訳です。

 その時のことが、web R25のコラムで、こう記されています。

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 日米大学野球のため渡米することになった江川は、ロスに着くまでずっと座席で震えていたという。
 そんな江川に 「ご気分でも悪いんですか?」 と声をかけた客室乗務員が、のちの正子夫人。江川の方から一目惚れしてしまったというから、まさに「吊り橋効果」というやつだ。

 ちなみに江川には「閉所恐怖症」という弱点もあり、トイレや風呂には必ず扉を開けたまま入るという。
 (web R25 より)

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  吊り橋効果は、好きになる最高のシチュエーション

 「吊り橋効果」については、以前、鑑定日記(2011/4/15)でご紹介した事があります。
 この話の一部を、もう一度、ご紹介しておきましょう。

 心理学で、「吊り橋効果」と言われる現象は、1970年代に、カナダの心理学者ダットンとアロンによって提唱された学説。

 独身男性を2つのグループに分け、一方には「不安定な吊り橋」を渡らせ、もう一方には「安定した吊り橋」を渡らせます。

 その際、どちらの橋の中央でも、若くて魅了的な女性(どちらも同一人物)に声をかけさせた。
 そして、最後に「連絡を下さい」と女性から男性に電話番号を渡し、男性から連絡があるかどうかを調べたのでした。

 するとその結果、安定した橋のグループで女性に電話をかけてきたのは わずか12%ほどだったのに対し、揺れる橋のグループで電話をかけてきた男性は約半数にも上がったという。

 この現象を、臨床心理士の矢幡洋氏は次のように説明しています。
 「危険な場所にいることによる生理的な興奮状態を、女性の魅力でときめいたのだと勘違いしてしまったのです」

 という事で、江川卓選手が、飛行機に乗っていて青くなっているところを、客室乗務員だった正子さんが優しく、親切にしてくれたことで、ときめいて? 結婚までまっしぐら・・・という話でした。

 皆さんも、この話を参考にして、好きな異性のハートを捕らえてください。

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