2015/8/10
人生を変える、素晴らしい事がヒラメく人と、
ヒラメかない人の違いは!?

  インスピレーションによって成功した人たち 
  <シュレッダー発明の話>

 人生は、いいアイデアが生まれるか、生まれないかで、180度違ったものになります。

 チョッとした目の前で起こった事から、瞬間にヒントを得て、素晴らしい大発明をする人がいます。

 例えば、シュレッダーを発明した、高木禮二氏です。

 高木氏は、コピー機の販売セールスマンを経て、現像液販売会社を経営していた時代に、会社で紙の後始末に困っていることを知ります。
 そこで、その紙を処分するためにシュレッダーの開発を始めたのです。

 しかし開発が行き詰まり、苦しんでいたとき、ある所で、製麺機から“うどん”になって出てくる現場を見て、これだ! と、ヒラメキます。

 その高木禮二氏の開発したシュレッダーの会社 株式会社明光商会は、現在、国内シェア1位になっています。

  <折るカッターナイフの発明>

 また、折る刃式カッターナイフでおなじみの、オルファ(折る刃 から命名)のカッターナイフは、世界的ヒットです。
 その大発明は、日本人の岡田商会の創業者・岡田良男氏が発案したものでした。

 もちろん、ふと思いついたのではなく、便利で、何時までも良く切れるカッターナイフは出来ないものかと、必死で考えに考えた末に生まれたアイデアでした。
 本人の中に、発想が飛び出す、ギリギリまでの努力があってのことでした。

 そこまで行くと、外界のチョッとした刺激、ヒントで、発明は一気に飛び出します。
 岡田氏の場合は、次のような外界からの刺激でした。

 ある日、アイデアに行き詰った岡田氏は、公園でぼんやりしていました。
 すると、お母さんと乳母車に乗った幼子が視界に入りました。そのときお母さんは、板チョコを、子供が食べやすいようにと、パキン!と折っていました。
 そのときに「これだ!」 と折る刃のカッターを思いついたのだそうです。

 実は岡田氏は、板チョコの前に、あるところまでヒントは受けていたのでした。例えば・・・。

 ガラスは、ガラス切りで傷をつけて、割るように切断すること。
 子供のころ、格子状に切り込まれた板チョコを折った記憶があった。

 それらが、ある一つの(お母さんが板チョコを折る)動作を目撃した事で、とっさに大発明に結びついたのでした。

  音楽プロデューサー 酒井政利氏の発想

 話は変わりますが、以前、ソニーレコードの名プロデューサーでヒット曲を連発していた酒井氏は、ある時、郷ひろみ の新曲のタイトル付けで苦しんでいたそうです。

 哀愁 という言葉を入れるところまでは出ていたのですが、どうもピンと来ない。
 君に哀愁でも、哀愁の〇〇 でもない。ありふれている・・・。

 そんな時に酒井氏は、次のようなシーンを目撃します。

 喫茶店か駅か、どこかで電話をしていたビジネスマンがいて、最後電話を切る時に、元気に、
 「じゃ、よろしく!」 といって電話を切ったそうです。

 それで、「よろしく哀愁」 という奇抜なタイトルが誕生したと言います。

  最高のヒラメキは、99%の努力の末にある

 色々お話ししましたが、素晴らしい発想や最高のインスピレーションは、知識と情報の蓄積と、その事に対して必死に考え悩んだ末に出ている、という事です。

 何もないところからは、いい発想は、何も生まれない。
 何も考えたり、突き詰めていない所からは、何も生まれない。

 という事で皆さん! 必死に考え努力して、素晴らしいヒラメキを得て、“大ヒット人生”を捕まえてください!

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