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第40話 |
更新日 2008年10月10日 |
(今この時期に、是非とも必要と思われるテーマをとりあげたエッセイを再び掲載します。第40話だったものです。2008年10月10日:西谷) 第40話 そう簡単に今年を終わらせない! ●今年も残り少ない・・・、と思うのは間違っている 年の瀬が押し迫ると、巷(ちまた)では「今年も、あと15日しかありませんね」 「あっという間に今年も終わりですね」 なんて言う声をよく耳にします。中には、まるで一年が終わったかのような感じで、忘年会のことばかり考えている人もいます。「今年は済んだ・・・」と思っているのでしょう。 私が住むニューヨークを始めとするアメリカは、この時期をどう過ごしているかというと、やはり同じようなムードです。いや、むしろ、こちら(アメリカ)のお休み気分の方が強いと思います。おまけに日本よりも早い時期から一年が終わったような感じです。 というのは、国をあげての大きなお祝いが、日本は元旦なのに対して、キリスト教圏のアメリカではクリスマスだからです(元旦よりクリスマスは1週間早い)。12月に入るとクリスマス・ツリーが街のあちこちに出始め、聞こえて来る音楽といえばクリスマス・ソング一色。そうしたお祭り気分で国中が浮かれています。私の実感では、熱の入れようがクリスマスは10だとすると、元旦は1ぐらいの感じです。 アメリカのことはともかく、年の終わりが近づき「今年ももう終わりですね・・・」なんていう人々の言葉を聴くと、私はいつもこう思います。「年末のやつめ、今年もまた早く終わらせようとしているな。その手には乗らんぞ。そう簡単に今年を終わらせてたまるかっ!」 と。 みんな、ある大切な事を知らないから「今年はもう終わりだな・・・」と思ったり、「今年のやり残しでもしとこうか・・・」なんて、年末をおまけみたいに考えているのでしょう。でも実は、この残り少ない年末の期間こそ、来年の命運を決定する重要な時期なのです。 年末になって「酒が飲めるぞ〜〜!」 なんてノン気に言っている人たちは、何も運命の法則を知らない人たちです。実は、年末を含む年の最後の三ヶ月間は、来年の運命を左右する重要な期間です。 しかも、年の最後の三ヶ月の間に行なった努力の価値は、1の努力が3にも5にも匹敵するのです。この大切な期間を、もう終わったかのように飲んだり食べたりで無意味に過ごしている人を見かけると、私は「もったいないな・・・」と、いつも思います。10月、11月、12月の三ヶ月間は、一年の中での運命に関わる「お宝期間」だからです。 *もちろん、私はお酒を飲むことに反対しているのではありません。飲むのは結構です。お酒はおいしいし、お付き合いも、ストレス解消も大切ですからね。ここでは、時間の過ごし方を問題にしているだけです。 ところで、年の最後の三ヶ月といっても、それは10月10日から始まります。10月1日ではありません。 さて、10月(10日以後)、11月、12月の大切な特徴は、もう一つあります。それは、この期間に起こる出来事は、翌年一年の予告として起きている、ということです。ですから、来年がどんな年になるのか知りたければ、今年のラスト三ヶ月に起こる出来事に注目しましょう。 あなたの今年10月10日以降は、どうですか? 何かいい話や、来年に楽しみな結果が期待出来る話など、身近に持ち上がっていますか? デビューの話や有力な人から共同事業をやらないか、とか、いい結婚話などです。いい話が持ち上がっているなら、来年はとてもいい年になるでしょう。 しかし反対に、あなたには今年10月10日以降、これといったいい話や、来年に結果が期待できるような話が何もないなら、来年はあまり盛り上がらない年、となります。悪いことも、年末の約3ヶ月が来年を映しているからです。 では、10月10日から12月末の間に、何もいい事が起こらなかった人の場合、どうしたらいいのでしょうか? あまりいいことが起こらない翌年を、ただじっと待っているのでしょうか? いや、ダメです。もったいない! そんな消極的なことではダメです。人生は攻撃です。積極的に攻めて行かなければ、いい運はやってきません。いい事が起こって欲しいとか、愛されたいと思ったら、まずこちらから先に何かをする事です。 例えば、孤独で誰かからメールがほしい時に、今日も来なかったな・・・、というのじゃダメ。 そんな時はどうするか? そう、まず自分からドンドンいろいろな人にメールを出すのです。そうすれば、出しただけ友だちは返信をくれるでしょう。3人に出せば3人から。10人に出せば10人もの人から暖かいメールが届きます。「自分が幸せの種を撒いた分だけ幸せになれる」。これが幸せの法則です。 しかも、10月10日から大晦日までは特別期間。先程も述べましたように、この期間の努力は、1やれば3にも5にも増幅して、運勢を飛躍させてくれます。それは、年のラスト三ヶ月の努力は、今年の運を良くするだけでなく、来年の運も創るからです。
ですから、年末は種まき期間。自分から進んでドンドン種を蒔(ま)きましょう。年末にいっぱい、今と来年の為に幸運の種を蒔きましょう。それを私は強くお勧めしたいのです。 それでは次に、年のラスト三ヶ月に起こることで、どのように来年を予知するのか、具体的なケースを挙げて紹介して見ましょう。 例えば、今年のA子さんには、秋まで恋愛運がまったくありませんでした。しかし、11月にある男性から声をかけられた、とすると(その人はそれほど好きというほどではなくても)、それは来年の(他の男性との)恋愛運が幸運である事を示す吉兆となります。 またB君は、今年の秋までは、別にパッとしない、何の変哲もない年を過ごしていました。しかし12月の上旬に、友人が独立するので手伝ってくれないか、と誘ってきたとします。これは、その話に乗る乗らないはともかく、来年が大きな変化の年(独立や転職、開業、開店などが起こる年)になる兆し、と見ます。 あるいは、年のラスト三ヶ月に「会社の景気が悪いんだ・・・」と経営陣から聞かされたり、売り上げがドーンと下がったら、来年はリストラになるとか、うちの会社も来年は危ないかも・・・、と読みます。また、この期間に事故に逢ったりしたら、来年の運は障害やトラブルが起こる事を映している、と読みます。 ではもし、今言ったように、来年のよい兆しが何もない時や、むしろ悪い兆しが出ている時はどうしたらよいでしょうか。そんな時は、次のようにするといいでしょう。 恋愛運をよくするには、誰でもいい、異性に「お茶でも飲もう」と誘うといいのです。何でも「よい事」を誘い込むには「誘い水」が必要です。運がないのは、運が詰まって汲(く)み上がって来ない状態です。恋愛運、結婚運が現在ない、という人は、取り合えず異性運を開く為にそうすると良いのです。 でも、あまりイヤな人を誘っては駄目ですよ。嫌な人が次々汲み上がって来る・・・?(笑)。まあまあ好意を持っているクラス以上の人と、お茶を飲むか、お話をしましょう。誘って交流するのは、そのクラスの人で充分です。来年には価値が3倍にも5倍にもアップして帰って来ますから大丈夫です。来年はきっと、いい人が現われるでしょう。 お見合いをしてみるのも、いい事です。70点クラスで充分です。取り合えず、ですから。そうする事が、ツキを呼び込む「誘い水」になり、「ツキはじめ」になるからです。 来年の運は、前年のラスト三ヶ月で決まってきます。言い換えれば、その三ヶ月で来年の運を幾らでも創れる、ということです。あなたの意識と行動の如何で、来年はいい年にも悪い年にもなります。
ですから特にこの期間は、なるべく「運のいい人」や「好意を持っている人」と、ドンドン積極的にお付き合いをしましょう。それが、来年のいい運を呼ぶことになります。 また、来年はこうなったらいいナ、こうしたいな、という目標や計画があったら、今年中に取り合えず手を付けておくことです。来年になってからやろうというのではダメです。なぜなら、来年になったら、その途端に来年のほぼ決まった運命がスタートしてしまうからです。 もちろん、来年に入ってからでも運命を打開できることは出来ます。でも前年のラスト三ヶ月なら楽に出来るのです。 ですから、今年の10月10日から年末までの、来年の運命がまだ柔らかい内に、来年、ぜひ成功させたいと思っている事に手を付けておいたり、努力しておくといいですね。そうしておくと先程述べたように、「ツキ始め」が出来ているようなものなので、あなたが願う幸運が実現し易くなるのです。 もしあなたに、来年やろうとしている事があるなら、今年のラスト3ヶ月の内に手を付けておきましょう。それは、幸運が流れ込む道を作っておくことになるのです。 来年、勉強を始めようと思っている事があれば、年末までに、その勉強を始めておきましょう。来年、応募しようとしているものがあるなら、その作品作りを年末までに着手しておきましょう。それが誘い水となって、来年の計画がスムーズに運びます。 運を呼び込むコツは、ちょっとした道筋を作っておくことです。 あなたが、このお宝期間を無駄にせず、悔いがないように努力をし、素晴らしい来年を我が物にされます事を、心から期待いたします。 という事で皆さん! 今年と来年のために、今週も激しく盛り上がっていきましょう〜〜〜! |
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