アイスクリームの夢と現実の効用


 夢判断と現象占い(現実に起こること)の解釈・吉凶が、同じケースが多い、と私は以前から申し上げてきました。

 夢判断・・・夢は、潜在意識がキャッチした未来の予測であり、その映像は抽象的に現されます。その夢を解明すること。
 現象占い・・・目の前に起こった印象深い出来事から、今現在取り組んでいる物事の未来の状況や、吉凶を予測すること。

 例えば、夢判断では、
 クリームを食べる夢・・・願いごとが叶う、という幸運な夢です。
 アイスクリームを食べる夢も・・・同様に願いが叶う幸運な夢となります。

 では、現実においてアイスクリームを食べる・食べないで、どうなるか、という事で興味深い話がありますので、ご紹介します。

  具志堅用高の勝敗を分けたものは・・・

 週刊ポスト(4月19日号)に、ボクシング伝説の名勝負『魂の拳闘』なる特集があり、その中の一人に具志堅用高氏の名勝負の紹介ページがありました。

 具志堅用高・・・ぐしけん ようこう。1976年10月10日に9戦目で世界初挑戦。WBA世界ライトフライ級王者ファン・ホセ・グスマン(ドミニカ共和国)に挑戦。挑戦者・具志堅が開始当初から軽快に動き回り、2回、4回にダウンを奪う。7回、3度目のダウンを奪ったところでKO勝ちとなり、沖縄県出身者初の世界王者となった。
 その後13度の防衛を果たす。

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 カンムリワシ(具志堅用高の別名・あだ名)が、その翼をたたむことになる14回目の防衛戦。
 具志堅氏は敗れた理由をこういって残念がる。

 「計量後にいつもアイスクリームを食べていたんだけど、あの試合の時だけ、周囲に止められた。
 隠れて食べようにも、あの日は日曜日で沖縄の商店街は全部休みでコンビニもない。
あのとき食べてればよかったねえ」

 圧倒的な強さの秘密は、猛烈な練習と、試合前に食べるアイスクリームにあったのだ。

 週刊ポスト(2013年4月19日号)「魂の拳闘」より

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  いつも食べて勝っていたのに、その試合の前だけは・・・

 いつも試合前にアイスクリームを食べて、願いが叶い・勝利していた(幸運だった)のに、その日の試合前だけは食べる事が出来ず、結果負けた(不運だった)・・・というところが、ポイントです。

 あれほどの強さを発揮した「100年に1人の天才」と言われた名選手が、14戦目の防衛戦に敗れて、負けたのはアイスクリームが・・と本当に残念がるのですから、やはりアイスクリームに、何か特別なものを感じていたのでしょう。

 という事で今日は、「夢判断」でも「現象占い」でも、アイスクリームは幸運を呼ぶ象徴として出て来ていた、という話でした。

 皆さんも、アイスクリームを毎日食べるんじゃなくて、ここ一番で食べるといいのではないでしょうか。



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